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全国一 「飛び出し坊や」看板、滋賀県になぜ多い? 「おじいさん」や「おばあさん」も

 

2012/11/24

 滋賀県内を車で走っていると、やけに目に付く看板がある。子供の形をかたどったもので、これといった文字も書かれていない。設置数は日本一ともいわれるこの看板。いったい何なのだろうか。なぜ滋賀県にこれほど多いのか。

通学路の交差点や車から見えにくい路地で「飛び出し坊や」が子供たちの安全を見守っている

 まず滋賀県警本部に尋ねると「飛び出し坊やのことですか?」との回答。「今にも子供が飛び出してくるポーズをしてるでしょ。運転者に注意を呼びかけてるんですよ」と、交通企画課の熊谷浩一・総括管理官が教えてくれた。

 他府県ではあまり見ないと指摘すると「幼いころから見慣れているので気にしたことがないけど、そんなに多いですか? 発祥の地だからかもしれませんね」。

 その地は、旧八日市市(現東近江市)という。早速、訪れると確かに飛び出し坊やが多い気もする。いったいどのくらいあるのか。

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 小学校教諭で滋賀大学大学院で研究もする田中美穂さんが足で調べた。「東近江市に近い愛荘町では5~15軒に1体でしたが、大津市にある大学周辺は100軒に1体ほど」。地域でバラツキはあるようだ。よく見かけた場所は「小学校や保育園の周辺かな」というのが田中さんの印象。ほかに「幹線道路から1本奥に入った場所」「通学路」「運転者から見えにくい路地」「区画整理が進まなかった地域」などの答えが集まった。

 実際に設置するのは交通安全協会や自治会、PTA。地域の危ない場所を選んでいるようだ。守山市のように「要望があれば市の予算で購入します」(市民生活課の西川孝司さん)という自治体でも、設置は住民に任せている。

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