マネー研究所

日経マネー 特集セレクト

保険・住宅・年金…男おひとりさまの老後資金対策

2013/9/4

 「男おひとりさま」(生涯シングルの男性)の老後の姿を見ていくと、経済的に苦労しそうな場面が次々と浮かび上がってきます。しかし、一人世帯ならではの身軽さを生かして、そうした事態に備えることは可能です。今回は、「おひとりさま」だからこそ実行できる老後資金づくりの方法について解説します。

 男おひとりさまの老後資金は、どのように用意すればいいのか。前回の記事(「男おひとりさまの自分年金、夫婦の半額では不十分」)では、シングルならではの経済的負担について解説した。シングル男性の世帯は、夫婦世帯と比べると現役時代と比べた収入の落ち込みが大きいことや、いざというときに頼りになる家族がいなければ、外部サービスで費用がかさむこともある点などについて紹介した。

 このように注意すべき点がある一方で、老後資金づくりでは、独身だからこそできる積極策もある。そこで、今回は男おひとりさまが老後資金をつくるにあたってチェックしておきたいポイントをまとめた。シングル対象に資産相談を行うファイナンシャルプランナー(FP)の金子祐子さんと、シングル向けの企業研修も行うノースアイランドのFP岩永慶子さんの協力を得て、チェック項目を挙げてもらった。

 独身家計の見直しとして、2人が最初に挙げたのが生命保険の死亡保障のチェックだ。扶養家族もいないのに、生命保険会社の営業担当者にすすめられるまま多額の死亡保障に入っている独身男性が多いという。「親に残してあげたいという優しい男性が多い。でも子供がいなくて親も扶養していないなら、死亡保障は必要ありません」(金子さん)。

マネー研究所新着記事