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暮らしの知恵

ワインたしなみ、感受性や表現力磨く

2013/9/4

 ワインはコミュニケーションの潤滑油。取引先と、同僚と、友人と、恋人と、同じワインを味わいながら感想を語り合える程度の知識はビジネスパーソンのたしなみと言える。表現力や感受性を高めるきっかけにもなる。

 今やすっかり日本人の食生活に浸透したワイン。かしこまった会食の場だけでなく、職場での飲み会でも、ワイングラスを傾けるのはごく普通の光景だ。その意味で、最低限のワイン知識はビジネスパーソンのたしなみと言えるだろう。海外、特に欧米に駐在する人ともなれば、ワインは必須科目である。

ワインスクールや会員制ワインクラブを運営するサンク・センスの松浦尚子さん

 だが、会食の席でまごつかないというだけでなく、ワインを知ることには多くの意義がある。ワインスクールや会員制ワインクラブを運営するサンク・センスの松浦尚子さんは「ワインはコミュニケーション能力を鍛える」と言う。

 「セミナーに参加する男女を比べると、ワインの表現は女性の方が圧倒的に上手。感性、直感、表現といった右脳的能力の男女差だと思います。でも、回を重ねるに従い、男性も自分の感じたことを素直に表現する力がぐんぐん上がっていきます」

 確かに女性と比べて男性は、自分の感情や感覚を率直に口にするのを恥ずかしいと感じる人が多い。だが、最近ではビジネスの場でも、論理やデータだけでなく、顧客や一緒に働く人の感情や感性に訴える必要が増している。ワインを通じて、これまであまり使ってこなかった表現回路を手に入れれば、きっとビジネスにも役立つはずだ。

 さらに、「ワインは全く異なる業種や職業、国籍の人と知り合ったり、一度も行ったことのない地域の風土や文化、歴史に関心を抱き、視野をグンと広げるきっかけにもなります」(松浦さん)。

 あまりにも広大なワインの世界。勉強しなければいけないという義務感では、覚えるべき事柄の膨大さに“戦意”を喪失する。プロを目指すのではない限り、楽しみながら学びたい。どんなワインを飲めばいいのか見当がつかないという人向けに、松浦さんおススメの8銘柄を以下に掲げた。ワインのバラエティーの広さと楽しさを実感できる銘柄ばかりなので、ぜひ試してみてほしい。

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