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「『なんてったってアイドル』を歌うのは嫌でした」 小泉今日子 30年の軌跡 日経エンタテインメント!

2012/4/2

 アイドル歌手が全盛を極めた1980年代。特に女性のデビューが多かった1982年に登場、「花の82年組」とうたわれた小泉今日子。「CMの女王」と称され、女優の才能も開花させた。デビュー30周年を迎えた今も、第一線で流行を生み出し続ける、“キョンキョン流”とは?

(写真:加藤康)

 2012年、デビュー30周年を迎えた。1982年のシングル『私の16才』リリース以降、歌手、女優、CMキャラクターはもちろん、雑誌のファッションアイコン、さらには全国紙の書評委員まで、多方面で活躍してきたが、ここ最近、再びその周辺が慌ただしくなりつつある。

 1月からWOWOWで放送した連続ドラマW『贖罪(しょくざい)』では、娘が巻き込まれた殺人事件の目撃者である、娘の友人4人に罪を贖(あがな)うことを強要する母親役を怪演。NHKでオンエアされた『とんび』では父子家庭を支える小料理屋の女将を、フジテレビ系『最後から二番目の恋』では大人の恋に悩む45歳の独身女性を演じた。

 ことここに至って精力的な活動を展開するのは、やはり節目の年だからなのか。デビュー30周年を迎える彼女の胸に去来するものを聞こうと思ったのだが…。

小泉 お仕事が重なっちゃったのは、マネジメント力がないから(笑)? まぁ、それは冗談ですけど「30周年だから」という意識は特にはなかったんです。たまたま、全部重なっただけ。だから、30周年っていうのは後付け。「せっかく年明けにドラマ出演が重なったことだし、記念ってことにすればいいじゃん?」って感じなんですよ。

 だいたい、私、去年がデビュー30周年だと勘違いしてましたから。ライブのMCでも「今年30周年なんだそうです」って平気でウソついてましたし(笑)。そのくらいなにも考えてなかったですね。

 むしろ大切にしたいのは、やっぱり作品。『贖罪』は、黒沢清監督とのお仕事ということで、無条件でお引き受けしたんですが、(映画で数々の実績を持つ)黒沢監督が連続ドラマの台本を書いた上で撮る現場にいられるというのは、本当にすごく魅力的なこと。30周年の話と絡めるなら、自分の娘世代の力のある女優さんと共演できるのは、長く活動してきたからなんでしょうね。

 『最後から二番目の恋』も、数年前から演出の宮本(理江子)さんに「連ドラをやりませんか?」とお誘いを受けていて、満を持して取り組んだ作品です。45~50歳の恋や日常という、若い世代の人たちが普段触れ合う学校の先生や両親とはちょっと違うオトナ世代は、実はこんな感じなんだよ、という姿を伝えたかった。

 

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