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報道カメラマンのiPhone撮影塾

就活生は知っておきたい iPhoneで撮る証明写真

 

2013/12/3

安い・便利・早い けれど……

セブンイレブンのマルチコピー機で出力。料金は30円だ

 こうして数々の工夫を重ね、わずか30円で完成した「iPhone証明写真」の出来栄えは「まずまず」といったところ。iPhoneの標準カメラは広角レンズで顔がゆがみがちになることもあり、望遠レンズや大光量フラッシュなど豊富な機材を駆使した写真館での撮影のクオリティーには、あと一歩足りない。

 そもそも、カメラマンが「写真師」とよばれた職人集団だった時代、証明写真や家族写真は、自分が住む町の写真館で撮影してもらうのがごく当たり前だった。だがカメラのデジタル化の波とともに、写真は誰でも撮影できる手軽なものとなり、町の写真館は徐々に姿を消しつつある。これも技術革新のあだ花かとも思うが、同業者としてはなんとなく寂しい。

 そんなこともあり、今回のiPhone撮影塾の「iPhone証明写真術」は、あくまで「緊急時の対応策」として紹介するにとどめさせていただいた。ハイクオリティーな写真については、就活を勝ち抜いた数多くの先輩を送り出してきた町の写真館の「写真師」たちによる証明写真撮影をおすすめしたい。 頑張れ就活生!

(写真部 小林健・寺沢将幸)

 米アップルのスマホ「iPhone5」のカメラ機能は8メガピクセル。この画素数は2004年のアテネ五輪で世界中のプロカメラマンが使用した当時の最新型一眼レフとほぼ同じ。ならば報道カメラマンの経験と技術でiPhoneは取材現場でも使えるのでは――。そんな発想で始めた企画「iPhone×Press Photo」。日経写真部のカメラマン2人が一眼レフの代わりにiPhoneを手に現場を巡り、関連機材やアプリケーションを使いながら新たな写真表現を探る。日経写真部は公式ツイッター@nikkeiphotoで【iPhonegraph】としてiPhone写真を掲載。「iPhone×Press Photo」では野球編、ラグビー編などiPhoneで撮影した写真特集を連載中。

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