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報道カメラマンのiPhone撮影塾

1秒30枚も 連写アプリで撮影チャンスを逃さない 報道カメラマンのiPhone撮影塾

 

2013/3/5

 日経新聞写真部のカメラマンが「手軽なカメラ」iPhoneを使った本格派写真撮影のノウハウを伝授するシリーズの3回目。今回は、高速で動く被写体のベストショットを撮り逃さない方法を紹介しよう。

「SnappyCam Pro」の撮影画面。赤色のシャッターボタンを押し続けると連写する

 逮捕された容疑者を取り囲む無数のフラッシュとシャッター音――。映画やドラマでもよく見られる報道カメラマンの姿だが、こうした現場をiPhoneで鮮明に再現するのは難しい。なぜならiPhoneに内蔵された標準カメラアプリには「連写機能」が付いていないからだ。またシャッターを押してから切れるまでの微妙なタイムラグもあるため、高速移動する被写体を撮るのは至難の業だ。

連写カメラアプリで1秒間に30枚まで撮影

 そんなときに活躍するのが「連写専用カメラアプリ」だ。標準アプリには付いていない連写機能を利用して写真表現を広げてみよう。

 同時に複数枚のシャッターを切ることができる連写カメラアプリは数多くあるが、画質、操作性などのバランスがいい「SnappyCam Pro」という有料アプリ(85円)をおすすめしたい。iPhone5の場合1秒間に30枚まで写真を撮影することができる。

 ただあまり高速に設定してしまうと、写真1枚の画素数が減ってしまい、粗い写真になってしまうので注意が必要だ。

シャッターボタン押すだけで連写がスタート

ジャンプ台から飛び出す選手(1月、札幌市の大倉山ジャンプ競技場=魚眼レンズを装着)

 使い方は標準アプリとさほど違わず、シャッターボタンを押すだけで連写が始まる。撮影した大量の写真の中から、ベストの写真を簡単に選ぶことができる。

 スポーツ取材では、連写機能が必須となる。1月に行われたスキージャンプのワールドカップ札幌大会の取材にiPhoneを使用した。撮影エリアは複数あるが、ジャンプ台からテークオフした瞬間を真下から狙う写真に挑戦してみた。

 台の下の撮影位置からはジャンパーの姿は見えないため、「恐らくこのへんに現れるだろう」と予想した空間にiPhoneを向けて、助走路を滑り降りるわずかな音に耳を澄ました。

 この連写アプリは秒速30コマ。プロ用の最上位機種の一眼レフの連続撮影は秒速12コマだから、このアプリの方が早いはずなのだが、なかなかタイミングが合わず苦労した。

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