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スマホ・PCの大掃除 画面の「手あか」どう落とす?

 

2013/3/30

 春の異動シーズン。転勤や部署替えなどで、会社や自宅で身辺整理をしている人も多いだろう。この機会に、日ごろヘビーに使っているスマートフォン(スマホ)やパソコンもきれいにして、心機一転を図りたい。スマホ、パソコンの賢い「掃除術」を紹介する。

【スマホ編】 画面掃除グッズが続々登場

 スマホやタブレットは、タッチ操作が主体で軽快に操作できる半面、指紋が付着して画面がすぐに見づらくなってしまうのが泣き所だ(

 春の異動シーズン。転勤や部署替えなどで、会社や自宅で身辺整理をしている人も多いだろう。この機会に、日ごろヘビーに使っているスマートフォン(スマホ)やパソコンもきれいにして、心機一転を図りたい。スマホ、パソコンの賢い「掃除術」を紹介する。

【スマホ編】 画面掃除グッズが続々登場

 スマホやタブレットは、タッチ操作が主体で軽快に操作できる半面、指紋が付着して画面がすぐに見づらくなってしまうのが泣き所だ(図1)。こうした悩みを抱えるユーザーが多いのか、最近は各メーカーから携帯機器向けの画面掃除グッズが多数登場している。

  • 図1 スマホやタブレットは、タッチ操作が主体のため、手の皮脂が画面に付着しやすい
  • 図2 サンワサプライのスマホ専用クリーナー「CD-CCST1」シリーズ(実勢価格は約500円)。右のように本体に貼り付けられるので、汚れたときにすぐに使える
  • 図3 キングジムのタッチパネル向けクリーナー「iコロコロ」(実勢価格は約1100円)。ローラーを転がすだけで画面の皮脂汚れを除去できる

■画面用のコロコロも

 ここ1~2年に登場したスマホは特殊な強化ガラスを使っており、画面をティッシュペーパーなどで拭いても傷は付かない。画面の汚れを拭くためにティッシュペーパーをいちいち出すのが面倒な人にお薦めなのが、サンワサプライの「CD-CCST1」シリーズ(図2)。スマホに貼り付けられるクリーナーだ。切り込み部分を折り曲げると、簡易的なスタンドにもなる。

 キングジムの「iコロコロ」は、ローラータイプのクリーナー(図3)。ローラーの表面部分が粘着テープになっていて、ほこりや指紋を転がすだけでさっと除去できる。同社は、タブレットに最適としている。机や居間などよく使う場所に常備しておくと便利だ。

■指紋の防止にはタッチペン

 いくら拭いても画面の汚れが気になるユーザーには、指紋そのものを防ぐグッズもある。エレコムの「P-WX1」は、液体タイプの洗浄ワックスだ(図4)。付属する専用の布に付けて画面を拭くと、汚れを落としつつ、指紋の付着を防止する。抗菌作用もあるという。

  • 図4 エレコムの「P-WX1」(実勢価格は約800円)は、画面の汚れを落としつつ、皮脂の付着を防ぐという洗浄・抗菌ワックス
  • 図5 液晶保護フィルターの中には、指紋防止タイプの製品もある。通常の液晶保護フィルターよりも皮脂が乗りにくくなる
  • 図6 サンワサプライの「PDA-PEN34SV」(実勢価格は約1500円)は、ストラップ型のタッチペン。指で画面に触れなくても操作できる

 スマホ向けに販売されている液晶保護フィルターの一部に、「指紋防止タイプ」の製品もある(図5)。価格は通常のタイプに比べて300円程度高い。指紋防止タイプを利用しても、指紋の付着を完全に防げるわけではないが、通常のタイプよりも指紋が目立たなくなるのは確かだ。なお、上記のP-WX1も効果は同様である。

 指紋の防止には、スマホ向けのタッチペンを利用するのも手だ。タッチペンなら画面に触れずに操作できる。サンワサプライの「PDA-PEN34SV」は、ストラップタイプの製品(図6)。スマホのイヤホン端子に取り付けるので紛失しにくい。操作性が向上するのも魅力で、表示が小さな部分でも、指先で操作するより正確にタップできる。

【パソコン】 端子や排気口にたまる「ほこり」を撃退

 パソコンを長く使っていると、ほこりの蓄積や手あかの付着などは避けられない(図7)。汚れは気持ちよいものではないし、画面の見にくさなどの作業効率低下を招く。キーボードや端子、排気口などにほこりがたまると故障の原因にもなる。グッズなどを使って、徹底的にパソコン周りを掃除しよう。

  • 図7 長く使ったパソコンはごみやほこりが積もって汚れがち。しっかり掃除すると見違えるようになる

 本体の汚れは、基本的に濡らした布で拭き取る(図8左)。汚れがひどい場合は、中性洗剤を水で薄めた液体を使う。ただし、パソコンによっては、水で拭き取ると表面が変色したように見えるなどの悪影響が生じる可能性がある。作業前に、取扱説明書で注意事項を確認しよう。

  • 図8 パソコン本体の汚れは濡らした布で拭き取る(左)。ディスプレイは乾いた柔らかい布を使い、優しく拭くこと(右)
  • 図9 ディスプレイの汚れがひどいときは、アルコールや界面活性剤などを含まない専用のクリーナーを使う。写真はエレコムの「CK-DP60SET」(実勢価格は約500円、価格は2012年12月上旬時点)

 液晶ディスプレイは、パネルの表面に特殊なコーティングが施されており、水気は厳禁だ。乾いた布で優しく拭き取るとよい(図8右)。あまり強い力でこすると、コーティングがはがれてしまう恐れがある。

 乾いてこびりついた汚れには、液晶用のクリーナーを使う(図9)。クリーナーは、アルコールや界面活性剤など、コーティングに影響する成分を含まないものを選ぼう。

■ほこり除去に有効なエアーダスター

 USB端子やパソコンの排気口付近、キーボードなどはほこりがたまりやすい場所だ。ほこりを放置すると電子部品のショート(電気的短絡)を引き起こす原因になる。特に排気口付近の汚れは、パソコン内の空気の循環を妨げ、温度の上昇によりパソコンの寿命を著しく縮ませかねない。しかし、これらの場所は隙間が小さく、布で拭き取るのはなかなか難しい。

 こうした細かい場所を掃除するのに適しているのが、空気を噴出してほこりを吹き飛ばすエアーダスターだ。USB端子の内部のような、掃除が難しい場所でも、数秒吹き付けるだけでほこりをほとんど取り除ける(図10)。この際、端子付近をビニール袋などで覆ってから作業すると、ほこりが飛び散りにくくなる。エアーダスターは1本当たり500~600円程度。常備しておくと何かと便利だ。


  • 図10 USB端子にたまったほこりは除去しにくい。市販のエアーダスターを使うと端子内部のほこりを一気に吹き飛ばせる(左)。ファンの排気口付近もほこりがたまりやすい場所の一つ。掃除機で吸い出すのが簡単で早い(中央)。パソコン内部の汚れもとれる。サンワサプライの「CD-83KT」(実勢価格は約600円)は、掃除機に取り付けるアタッチメント(右)。キーボード内部の掃除に向く

 パソコンの排気口付近は、掃除機を使うと手っ取り早い。エアーダスターを使うと、ほこりがパソコン内部に入ってしまう恐れがあるが、掃除機なら吸引力でパソコン内部にたまったほこりまで吸い出せる。

 キーボードの汚れも掃除機を使うと楽だ。ほこりだけでなく、キーの隙間に入り込んだ食べかすや消しゴムかすなども吸い出せる。サンワサプライは、キーボードの掃除向けグッズ「CD-83KT」を販売している。CD-83KTは、掃除機の吸引口に取り付ける先の細いノズルで、キーの隙間にある汚れを簡単に吸い出せるようにしている。

■USB端子の酸化膜除去グッズも

  • 図11 作りが精巧なノートパソコンは丁寧に作業しよう。排気口の汚れは綿棒(左)、キーボードのごみはブラシなどを使うとよい。右はエレコムの「KBR-005」シリーズ、実勢価格は約600円
 掃除機は便利な半面、吸引力が強いので要注意だ。特にノートパソコンは、内部やキーボードに精密な部品が詰まっている。掃除機から伝わる振動などで部品が傷んでしまうと、故障する恐れがある。排気口の汚れは綿棒などで拭き取り、キーボードの汚れは柔らかいブラシを使うなど、丁寧に処理しよう(図11)。

 USB端子はほこりだけでなく、「酸化膜」も形成されていく。酸化膜とはその名の通り金属の酸化によってできる黒ずみを含む汚れ。一般に、酸化膜を放置すると接触不良の要因になるとされている。サンワサプライの「CD-USB1」は、このUSB端子の酸化膜を除去するグッズ(図12)。

  • 図12 USB端子内を掃除できるサンワサプライの「CD-USB1」(左、実勢価格は約600円)。2、3回抜き挿しすると端子部分にあった酸化膜が付着する(右)

 数回抜き挿しすると、酸化膜がグッズに付着する仕組みだ。USB機器が認識しにくいなどの不具合があるなら、解消手段の一つとして検討してもよいだろう。

 プリンターの内部も実は汚れやすい。例えば、給紙ローラーには用紙の微小な紙粉が付着する。ローラーの汚れはトラブルの原因になる(図13)。プリンターに給紙ローラーのクリーニング機能がない場合は、市販のクリーニングシートで用紙送りをすると、動作不良が解消する可能性がある。

  • 図13 プリンターの給紙ローラーが汚れると不具合が生じることもある(左)。プリンターに給紙ローラーのクリーニング機能がない場合は、市販のクリーニングシートを使って用紙送りすると、汚れを除去できる場合がある。右はエレコムの「CK-PR1」シリーズ(実勢価格は約400円)

■仕上げは保護グッズで

 パソコンをせっかくきれいにしたのなら、良い状態を長く保ちたいもの。パソコン周りには、傷や汚れを保護する各種の関連グッズがある。

  • 図14 サンワサプライの「FA-CAPSET1」(実勢価格は約2100円)はキーボード専用のカバー(左上)。装着したまま入力できるのが特徴。液晶ディスプレイは掃除をしたら液晶ディスプレイ用の保護フィルターを付けると、汚れの付着を防げる(左下)。画面の大きさにより価格は異なる。使わない端子は、キャップをかぶせておけば、ほこりの侵入や端子の破損などを防げる(右下)
 サンワサプライの「FA-CAPSET1」は、キーボードの保護カバー(図14)。キーボードを包むように装着するので、ほこりはもちろん、ジュースなどの液体の浸入も防げる。

 従来のキーボードカバーは、機種ごとの形状に合わせた専用品が大半だったが、FA-CAPSET1は製品や形状を選ばない。キーボードカバーがないマイナーな機種にも使える。

 液晶ディスプレイには専用の保護フィルターがある。貼り付けるとほこりや汚れ、傷から画面を保護できる。価格は画面サイズなどにもよるが5000円前後とやや高価だ。ただ、目の疲れを抑える反射防止やプライバシーを守るのぞき見防止などの機能を備えた保護フィルターもある。こうした機能も含めて利用を検討するとよいだろう。

 使っていない端子は、量販店やホームセンターなどで売られているキャップで閉じておくとよい。ほこりや酸化膜の付着はもちろん、端子の破損防止にもなる。キャップは、USB端子用やディスプレイ端子用などタイプがいくつかある。

(ライター 中村稔)

[日経パソコン2012年12月24日号の記事を基に再構成]

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