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ビール離れなのに大盛況 「ビールフェス」人気の秘密

2012/10/27

 国産ビールの消費量が年々減少して苦戦するなか、野外やビールレストランなどで行われるビールフェスティバルがブームを呼んでいる。なかでもドイツビールを味わえるイベント「オクトーバーフェスト」はここ数年で開催会場が増加。どの会場も盛況で、集客力のある人気イベントとして全国に広がっている。

9月14~30日の17日間、大阪市天王寺区の天王寺公園で開催された「収穫祭・大阪オクトーバーフェスト2012」。最終日は台風の影響で中止となったが、会期中10万人近くが訪れた

 全国8会場でオクトーバーフェストを開催するイベント会社「ビー・エフ・シー」によると、2012年はゴールデンウィークの東京・お台場会場からはじまり、日比谷、仙台、芝、豊洲、神戸、長崎、お台場と巡回し、計30万人を動員。3会場で開催していた4年前に比べ、来場者数が2倍以上に増えた。

 大阪商工会議所などが主催する「収穫祭・大阪オクトーバーフェスト」も2011年に第1回目を開催。予想を大きく上回る約8万7000人が来場したことから、今年2回目を開催。期間を前年の10日から14日間に延長し、10万人近くを動員した。

オクトーバーフェストには会社帰りのビジネスマンやOLたちが訪れ、祭り気分で盛り上がる(オダイバ オクトーバーフェスト2012 リターンズ)

 オクトーバーフェストで提供されるビールはドイツのプレミアム生ビールが中心だ。1杯500ミリリットル、1000~1500円と国産ビールに比べて割高。ソーセージやジャーマンポテトなどの料理も500~2000円と決して安くはない。低価格ビールが主流のビール系市場にあって、オクトーバーフェストは来場者にとって“ぜいたくなイベント”といえる。にもかかわらず会社帰りのビジネスマンやOL、学生、リタイア組まで幅広い客が訪れ、リピーターも少なくない。

 ビール消費が下降傾向にあるなか、ビールの祭典「オクトーバーフェスト」はなぜ多くの人々を引き付けるのだろうか。

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