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報道カメラマンのiPhone撮影塾

ビー玉とiPhoneで超アップ写真 至近距離でパチリ 試行錯誤が自由研究にも

 

2013/8/27

 8月も残りわずか。まだ夏休みの宿題や自由研究が終わっていない小中学生もいるのではないだろうか。一方、親は親で「身の回りの物で手軽に何かできないか」などと考えているかもしれない。いまやスマートフォン(スマホ)を持つ世帯は49.5%と約半数(総務省2012年末調査)。家族の中で誰かしらはスマホを持っているケースが多いはずだ。ここはひとつ、親子でiPhone(アイフォーン)を使った自由研究に挑戦してみてはいかがだろう。

100円ショップで小道具をそろえ、アリを撮ろう

100円ショップなどで購入した(左下から時計回りに)虫眼鏡、ビー玉、読書用の拡大鏡、老眼鏡

 今回は、iPhoneを使っていろいろな被写体のアップ撮影(マクロ撮影)を試してみた。マクロ撮影をするには、市販のiPhone用マクロレンズを使うのが手っ取り早いが、100円ショップなどにレンズの代わりになるものは売っていないだろうか。自宅近くにある数店で探してみると虫眼鏡や老眼鏡、読書用の拡大鏡などが見つかった。動植物の観察をする意味でも、一番持ちやすくて使いやすい虫眼鏡がちょうどよさそうだ。

 早速身近にいる小さな生き物、アリを撮ってみよう。とは言うものの、アリはすばしっこくて意外と撮りづらい。そこでシャッターチャンスを増やすために、行進するアリに狙いを定めてみた。

 動物行動学が専門の佐藤俊幸・東京農工大学准教授によると「クロクサアリやアミメアリ、サムライアリなど、行進するアリは東京近郊にもいる。中でもトビイロシワアリは近くの公園や庭にゴマを皿に盛って置けば、持ち運ぶために行進する」そうだ。

 先日、日経電子版に掲載した写真企画「写真は語る」では佐藤准教授の協力のもと、アリの行列の撮影を試みたが、それでも苦労した。デジタル一眼レフは写真こそ美しく撮れるが、撮影のセッティングでカメラの大きさが撮影の邪魔になることもしばしば。地面すれすれを撮る場合には、土を掘ってカメラの位置をより低くすることもあるのだ。

前を歩くアリが出したフェロモンのにおいをたどって次から次へと後ろのアリが同じ道を歩く。シャッターチャンスも多い(虫眼鏡を使用)
木の枝の上を歩くアリ2匹。「アリさんとアリさんがごっつんこ」(虫眼鏡を使用)

 しかしiPhoneならその必要はない。本体も小さく、画面で常に確認しながら撮れるので、簡単に超ローアングルができる。腰を低くして「アリの目線」でシャッターチャンスを狙おう。

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