自分で簡単、経済的 洋装にも和装にも合うヘア
今回ご紹介するのは、少し前まで人気だった毛先をふわふわ遊ばせるものとは異なる、シックで大人っぽいヘアアレンジ。サイドで夜会巻きをしているようにも見え、ねじった毛束のツヤ感もポイントです。ヘアスタイル自体がシンプルなので、カチューシャや飾りピンなどで印象を変えることができ、かんざしを使えば和装にも似合います。
★ まとめやすくするため、髪にワックスをつけておく。
★ ピンで毛束の表面をすくい、土台の髪に留めると崩れにくい。
★ トップはぴったりとさせず、ワックスを線づけしてニュアンスを出す。
低めの位置でまとめるので、トップの髪をぴったりとなでつけてしまうと落ち着きすぎてしまいます。指でトップの髪を引っ張って高さを出し、ワックスでニュアンスをつけると空気感のある仕上がりになりますよ。
1.ワックスをつけた髪を耳の上で取り分ける
やわらかいワックスまたはムースを髪全体に軽くつけておく。耳の上の髪をひとまとめにして取り分ける。顔の周りの髪はまとめても、少し残して散らしてもOK。
2.耳上の髪をサイドに寄せてねじる
取り分けた耳の上の髪を左右どちらかに寄せ、根元までねじる。ねじり終えたら片手で毛束を持っておく。
3.ねじった毛束と耳の下の髪をまとめる
2でねじった毛束を持っていない方の手で耳下の髪をまとめ、ねじった毛束とひとまとめにする。毛束をまとめたら再度ねじるので、多少ゆるんでも構わない。
4.合わせた毛束をねじりながら逆サイドへ
ひとまとめにした毛束を、2で寄せたのと反対側へねじっていく。
5.毛先までねじったらピンで留める
毛先までしっかりねじり、耳の後ろあたりまできたらピンで留める。ねじった毛束の表面をピンですくって、土台の髪にグッと差し込むときちんと留まる。アメピン、Uピンを併用して、ねじり終わり部分だけでなく、ねじったところも何カ所かピンで留めておくと崩れにくい。
6.トップの髪を引っ張り、ワックスで仕上げる
バランスを見ながら頭頂部の髪を少しずつ引っ張り、トップに高さを出す。ワックスを指につけ、線を描くようにところどころにつけて、髪がドライのところとワックスでウエットになった部分を作りニュアンスを出す。崩れ防止のために頭全体にスプレーをしておくこと。
まとめ髪完成
セミロングの場合は長さが足りないので、プロセス4で毛束を逆サイドへ持っていかず、毛束をまとめたらそのまま毛先までねじってピンで留める。
ここからは、紹介したスタイルのアレンジ法を伝授します。
●ラインストーンつきのカチュームを使ったアレンジ
髪をまとめたら、ストーンつきのカチューム(カチューシャでも可)をつける。
●飾りピンを使ったアレンジ
ねじった毛束を留めたところに飾りつきのピンをさす。バランスを見て、ピンを数本さしてもかわいい。
●かんざしを使った和装向けアレンジ
はじめに耳上の髪をまとめた側にかんざしや櫛をさすと、和服にもぴったり!
この人に聞きました
専門学校卒業後、都内ヘアサロンワークを経てフリーのヘアメークを経験。2005年から現在のヘアメーク事務所である「NU YARD」所属。男性・女性問わず、映画・舞台のヘアメークを手がける傍ら、『FRaU』『SWITCH』などの雑誌でも数多くの女優・タレントを担当。
(ライター 石河美穂子)
[nikkei WOMAN Online2013年10月10日付記事を基に再構成]
健康や暮らしに役立つノウハウなどをまとめています。
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