MONO TRENDY

報道カメラマンのiPhone撮影塾

洗濯バサミが大活躍 iPhoneで撮る記念写真

2013/10/22

 秋も深まり、本格的な行楽シーズンがやってくる。紅葉などの風景写真だけでなく、一緒に出かけた家族や友達の写真を撮る機会も増えるだろう。交流サイト(SNS)にアップして友達と共有したり、自分の記録(ライフログ)として残したり――、記念写真のあり方もここ数年で大きく変わった。今回はiPhone(アイフォーン)を使った記念写真の撮り方を紹介する。コツをつかんで、思い出がぎっしり詰まった写真をたくさん撮ろう。

東京スカイツリーを訪れた観光客に協力してもらい「ノーファインダー」で撮影してもらった。側面の音量ボタンであればシャッターを切りやすい(東京都墨田区)

「自分撮り」も通常の背面カメラで

 まずは自分でiPhoneを手に持って撮る記念写真について考えてみよう。

 この「自分撮り」をするには、画面を目視しながら構図を決めて撮影できるおもて面のカメラを使うのが比較的簡単。だが、おもて面の画素数は120万画素と、背面の画素数に比べてはるかに少ないため、通常の背面カメラを使ったほうが断然きれいに撮れる。

 側面にある音量ボタンがシャッターボタンの役割を果たしてくれるので、シャッターを切ること自体も難しくはない。しかし、カメラを持つ自分の腕が写り込んだり、顔が画面いっぱいを占めて背景を殺してしまったり――と、何かと不都合が多く、満足のいく写真を撮るのは意外に難しい。もちろんそれはそれでひとつの記録写真ではあるのだが、一味違った記念写真は撮れないものだろうか……。

魚眼レンズで撮影し、トリミングして完成した写真。東京スカイツリーも簡単に収めることができた(東京都墨田区)

 一つの手として、iPhoneに魚眼レンズや広角レンズを付けて広く撮ってみよう。通常使う背面側のカメラにして撮れば画素数が十分あるため、ノーファインダー(画面を目視しない)撮影で構図が多少ずれたとしても、後でトリミング(必要のない部分を切り取る)すれば大丈夫だ。この撮影法は少々コツが要るが、やっているうちに自然と慣れてくる。

 報道カメラマンは人混みの中にいる被写体をねらうとき、カメラを持った両手をあげてバンザイの状態でシャッターを切ることがしばしばある。駆け出しの頃は、被写体が画面の外に切れてしまう写真ばかりであっても、取材の場数を踏むにつれて、感覚でカメラの向きを定めることができるようになるものだ。慣れるしかないが、誰でも反復すれば上達するので、何度でも挑戦してみよう。

 自分撮りを力説したが、限界もあるのが正直なところ。セルフタイマー機能のついたカメラアプリをみてみよう。ほとんどが無料で手に入る。アプリによってタイマーの設定時間の幅が異なるが、細かく時間を設定できるのは「TimerCamera」。1秒単位で設定できる。ただ、どのアプリにも5秒や10秒のタイマーはついている。それで十分だろう。

大きめの洗濯バサミが三脚代わりに

 次にiPhoneをどう固定するか。iPhone用の小型三脚は角度を微妙に変えるのに便利だが、意外と重宝するのが洗濯バサミだ。撮影とは関係なく動画を見たりするときのためのスタンド代わりに使っている人もいるようだ。iPhoneを横向きにでも縦向きにでも置けるのが面白い。

洗濯バサミを使えばiPhoneを横置きにも、縦置きにもできる。「TimerCamera」でタイマーを作動させると、大きな数字でカウントダウンが始まる(写真右)

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