マネー研究所

日経マネー 特集セレクト

マイホームをお得に買うための3つのポイント

2013/5/22

 マイホームを購入するときに、やはり価格は気になるものです。安さだけを気にするのは問題ですが、不動産の価格に対する価値がどれだけ高いのかは、何に注目すればいいのかを知らないと、なかなか判断できません。今回はマイホーム購入時に知っておきたい3つのポイントについて解説します。

■「適正価格」より安い物件をチェックする

 割安な住宅を買う努力はもちろん欠かせない。気をつけておきたいのは、単に価格の安さだけを見ても物件が本当にお得かどうかはわからないことだ。物件の価値も考慮しながら総合的に判断したい。

「住まいサーフィン」のウェブサイト。詳細な検索などは無料の会員登録が必要(https://www.sumai-surfin.com/ )

 不動産調査会社アトラクターズ・ラボが運営するサイト「住まいサーフィン」では、新築や1993年以降に流通した約2万件の中古物件について、独自に計算した「適正な時価」を公表している。同社代表の沖有人さんは「買ってもいい額は、高くてもサイトで表示する時価のプラス5%まで」と助言する。購入時は「適正時価」から懸け離れない価格で、売却時は時価以上を目安とし、高値づかみや安売りを回避しよう。

 対象物件の情報がサイト上にない場合など、およその原価を算出する方法もある。価格交渉する際の参考にしてほしい。

この物件の「原価」を計算してみよう

 ここでは品川区のマンションを例に計算方法を解説する。土地と建物の原価を計算するには、まず、土地の計算で使う「路線価」を調べよう。これは国税庁のホームページで確認できる。品川区の例では、路線価は44万円。さらに建物の構造別にみた工事費や耐用年数のデータも必要だ。こららについては建築統計年報などから読み取れる。具体的な値は、下の図を参照していただきたい。今回の例は鉄筋コンクリート造の物件なので、標準工事費18.2(万円/平方メートル)、耐用年数は47年だ。

建築物の構造別に見た標準工事費と耐用年数(2010年「建築統計日報」から引用)

マネー研究所新着記事