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髪や爪にも効果 コラーゲン、そのとり方はNG 日経ヘルス

 

2012/11/18

 コラーゲンは肌のたるみだけではなく、髪や爪にも良いという研究が国内外で多く発表されている。しかし、せっかくコラーゲンを摂取していても、その効果を下げてしまう成分もある。前回に引き続き、コラーゲンの取りかたとサプリでの補い方について解説します。

■サプリだけではだめ、コラーゲン豊富な食材と一緒に

 

  「コラーゲン不足ならサプリをのめばいい、と思うかもしれないが、サプリだけではだめ。アミノ酸バランスの良いたんぱく質も一緒にとることが肌のためには必要」と話すのは、東京農業大学応用生物科学部の大石祐一教授。

 「たんぱく質が不足すると、新しいコラーゲンの合成や古くなったコラーゲンの分解がうまくいかず、コラーゲンの生まれ変わりに悪影響を及ぼす」(大石教授)からだ。

 コラーゲンというと、鶏の皮など特定の食材にだけ含まれていると思いがちだが、豚こま切れ肉やサケ、ウナギなど身近な肉や魚にも含まれる。つまり、これらの食材をとっていれば、たんぱく質とコラーゲンの両方がとれるというわけだ。

 より効率よくコラーゲンをとるには、調理の後に冷めると身がぷるっと固まる、肉のすじや軟骨のほか「赤身の多い硬い肉、皮が厚い魚には比較的コラーゲンが多い」と、ニッピのバイオマトリックス研究所の小山洋一主任研究員は言う。

 肌への効果を期待するには、「ヒト試験で論文報告されている1日5~10gを目安にとるといい」(皮膚科医で藤田保健衛生大学医学部の赤松浩彦教授)。小山研究員によると20~50代の日本人女性の食事からのコラーゲン摂取量は1日1.9g。足りない分はサプリで補給するのも手だ。

 

 逆に、せっかくコラーゲンを摂取していても、その効果を下げてしまう成分もあるので気をつけよう。揚げ物などの高脂肪食をとり過ぎると、善玉ホルモンのアディポネクチンが減少して、「コラーゲンやヒアルロン酸の合成を低下させる」と大石教授。さらに、糖分のとり過ぎで血中に高血糖の状態が続くと「コラーゲンが糖化という異常たんぱく質に変化してしまう」(大石教授)ことに。佐藤教授も糖化について注意を促す。

 「コラーゲン中のアルギニンが糖化されると、そこに結合するはずの線維芽細胞が結合できなくなり、張力が保てず肌のハリがなくなる。線維芽細胞も弱ってしまう」と説明する。

一緒にとってパワーアップ髪や爪、骨の健康にも役立つ

 コラーゲンをとる際にはコラーゲンの合成に必要なビタミンCも一緒にとろう。「体内でコラーゲンが安定して維持されるために欠かせない」と小山研究員。紫外線によるコラーゲンの損傷の予防にも役立ちそうだ。

 また、肌の真皮でコラーゲンの構造を支える働きをするエラスチンを、コラーゲンと一緒にとると美肌効果がアップする。魚由来のエラスチンを販売する、はごろもフーズ・バイオ営業部の名倉洋輔課長代理は「細胞での実験だが、コラーゲンと同時に存在すると、線維芽細胞1個当たりのヒアルロン酸産生量が増える」という。

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