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「韓流」はなぜ世界に広がったのか 日経エンタテインメント!

2012/11/19

 2010年に日本でにわかに巻き起こったK-POP ガールズグループのブームに代表されるように、今、世界で韓国エンターテインメントが存在感を大きくしている。なぜ韓国のアーティストは世界を目指すのか? その秘密を探る。

2011年11月にシンガポールで開催された韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」の音楽祭『MAMA 2011』。「今年の歌手賞」を授与された少女時代。日本、中国、アメリカ、フランス、タイほか世界20カ国で放送された。

 目標は、東京ドームのステージで歌うこと。「ミュージックステーション」や「HEY! HEY! HEY!」などといった有名音楽番組に出られるようになりたい。そしていつか、「NHK紅白歌合戦」に選出されたい――。

 2010年、突如として日本でK-POPブームが巻き起こった当時、日本のメジャーレーベルから次々にデビューしたK-POPグループのメンバーたちは、口々にこんな“夢”を語っていた。

 それからわずか2年の間に、東京ドームでは、SUPER JUNIOR、チャン・グンソクといった人気アーティストが同施設での初単独ライブを次々に開催。そのほかにも、少女時代、KARAら話題のガールズグループや注目の若手が集う複合イベントが東京ドームで数多く催されている。

 日本武道館や国立代々木競技場第一体育館、そして、小規模のホールや屋外ステージも含めれば、日本全国でK-POPイベントが開かれてきたといっても過言ではない。

 また、テレビの音楽番組やCMに、韓国のアーティストが登場するのも、もはや珍しいことではない。K-POPスターたちの海外での夢は、既にすべてかなってしまっている。

■ドラマの人気も依然手堅い

 一方、韓流ブームの火付け役といえば韓国ドラマだが、現状はどうだろう。2003年4月にNHKのBS2で「冬のソナタ」が放送され、その後、“韓流ブーム”が全国に広がってから、もうすぐ10年。ペ・ヨンジュン級のスターは不在で、なかなかブレイク作品が出ていないように見える。しかし実際には、堅調に右肩上がりの人気ぶりを見せているようだ。

 TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの発表によると、今年上半期のレンタル総回数が過去最高の3億6397万回を記録した中で、大きなけん引力となったのが韓国ドラマ人気。60代女性のレンタル回数トップ10はすべて韓国ドラマが占めた。

 「冬のソナタ」級の大ヒット作には恵まれないとはいえ、新作ドラマの公開時にはキャストの来日イベントが開かれ、全国からファンが集う傾向は変わらない。依然として着実に、韓国ドラマは日本に進出を続けている。

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