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報道カメラマンのiPhone撮影塾

ビーチで水中写真 水ぬれ対策しiPhoneでトライ

 

2013/8/13

 夏真っ盛り、海水浴やマリンスポーツを楽しむ人も多いはず。そんな夏の思い出を記録に残すのに手軽なiPhoneのカメラは持ってこいだが、天敵は「水ぬれ」。海辺や水中などでiPhoneを使うには周到な準備が必要だ。今回はiPhoneを水ぬれによる破損から守るポイントを学んだ上で、水面や水中で生き生きとした写真を撮る方法を紹介しよう。

ジッパー付き保存袋から防水ケースまで

市販のジッパー付き保存袋で水ぬれ防止対策をする。魚眼レンズは袋を一部分破って装着する(下)

 報道カメラマンにとって雨の中での撮影は当たり前。台風になればカッパと長靴姿で雨に立ち向かうように取材に飛び出し、サッカーでは土砂降りの中、ポンチョの下から望遠レンズを突き出し、ピッチの選手に向けてシャッターを切る。

 そんな過酷な取材環境のせいか、駆け出しのカメラマンが機材を壊すのは雨天時に多い。水に弱いストロボをぬらしてショートさせてしまったり、カメラ本体を雨にさらしすぎて動かなくなったり――など。原因は、カメラや周辺機器への防水対策が不十分なためだ。

 一眼レフカメラよりもはるかに水に弱いiPhoneの場合、防水対策は必須だ。特にビーチでは、海水だけでなく、潮風や粒子の細かい砂が入るなどして故障を引き起こすことがあるため、準備は万全にしよう。

防水ケース「LIFEPROOF」を装着して撮影(福岡県新宮町)

 まずはシンプルな防水・防じんの方法として、食品用のジッパー付き保存袋を活用してみよう。レンズ部分だけ穴を開けてiPhoneにかぶせるだけで、突発的な水ぬれや砂の混入をかなり防ぐことができる。

 より安全に保護して撮影をしたいなら、iPhone専用の防水ケースを使ってみるといい。生活防水レベルの安価なバッグタイプのものから、水深2メートルまで水中での操作が可能な高性能なものまで、多くのタイプが市販されている。

透明なケースを水中に沈め、内部から撮影する(福岡県新宮町)

 今回はアウトドアで人気の高い防水ケース「LIFEPROOF」を試してみた。福岡県新宮町の海水浴場で子どもたちに「水しぶき」をあげてもらい、海水をかぶりながらの撮影にチャレンジしてみた。

 撮影のコツは、被写体との距離を近づけ撮ること。一緒に遊んでいる楽しい雰囲気が表現できるはずだ。報道カメラマンが「海開き」や「梅雨明け」などの取材でよく使う手法だが、水面スレスレで撮影したり、斜めの構図にしたりすることで躍動感のある写真となる。

ケース内部からの写真。水面の境界線も写り、印象的な写真に

 報道カメラマンの伝統的な撮影方法の1つに、透明なプラスチックやガラス製の水槽・飼育ケースなどを水中に浮かべることで、疑似的に水中撮影をするという手法がある。今回は100円ショップで手に入れたプラスチック製の透明な飼育ケースでトライしてみた。

 飼育ケースを縁の下まで海中に沈め、内部にiPhoneを入れての撮影。子どもには海中でケースの方を見てもらうようお願いした。海の場合、波しぶきでケース内に海水が入らないように注意しなければならないが、実際にやってみると想像以上に迫力のある写真が撮影できた。

 より本格的な水中写真を撮りたい人は、iPhone専用の防水ハウジングを試してみよう。Seashellの「SS-i5」は、iPhone5専用の防水ハウジングで、約40メートルまで潜って撮影することができるという。同製品の輸入を手掛けるゼアールジャパンの玉上和さんは「iPhoneのカメラは光が届きにくい海中でも高感度で撮影できるので、基本的に付属のカメラ機能に任せたシンプルな撮影方法でOK」と話す。

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