旅行・レジャー

京都ここだけの話

春の京都、人混み避けて桜を楽しむ裏ワザ

2013/3/14

 もうすぐ桜の季節。京都は街全体が淡い桜色に染まります。紅葉と並んで混雑するこの時期、人混みを避けて楽しむ裏ワザを紹介します。

【登場人物】
東太郎(あずま・たろう、30) 中堅記者。千葉県出身。人生初の「関東脱出」で京都支社に転勤し半年。取材時もオフの日も突撃精神で挑むが、時に空回りも。「スラムダンク」の主人公、桜木花道を物まねして「天才ですから」が口癖だった時期がある。
竹屋町京子(たけやまち・きょうこ、25) 支社の最若手記者。地元出身、女性ならではの視線から、転勤族の「知識の穴」を埋める。クラリネットは吹けるのに、桜の花びらを鳴らすのはなぜか苦手。
岩石巌(がんせき・いわお、50) 支社編集部門の部長。立場上、地元関係者との交遊も広く、支社で一番の「京都通」を自任する。桜を詠み込んだ卒業ソングを聴くたびに「今どきの歌はなじめない」と思うと同時に「オレも年を取った」。
(登場人物はフィクションです)

■桜の見どころ、混雑避けるなら「点より線」

東太郎 いよいよ春めいてきました。桜の季節ですよ。我々の連載をまとめた2冊目の新書『京都ここだけの話「あんな、実はな…」の巻』(日経プレミアシリーズで3月19日発売)も、表紙は桜です。

竹屋町京子 いきなり宣伝ですか……。桜って秋の紅葉と比べるとピークの期間が短いから、日帰り圏内の人は別として、泊まりがけで京都に来る人には一種の賭けですね。

岩石部長 人気の時期だし「結局、桜じゃなくて人を見に行ったようなもんだ」とボヤく人も多いな。

太郎 だから私は、同じ花でも花街の方が……。

部長 ほほう、生意気な口をきくようになったもんだ。3月25日からの「北野をどり」や4月1日からの「都をどり」の話題を聞くと、春だなあって気分になるな。

鴨川の丸太町橋から上流を望む。川沿いは“帯状”のお花見ゾーンだ

京子 私は八分咲きや満開のときだけじゃなくて、散った花びらが風でふわーっと舞い上がっているのを見るのが好きですね。散りそめ、っていうタイミングですかね。

太郎 花見に人気の場所とくれば、やはり平安神宮とか南禅寺でしょうか。夜の宴会なら枝垂れ桜の円山公園が有名ですね。

京子 人混みは嫌いです。自分のテンポで歩けないとイライラする「いらち」ですから、私は。

太郎 おー、怖いなあ。

部長 たしかに人気スポット、イコール混雑スポットだからな。だったら「点より線」で、鴨川べりを歩いてみたらどうだ。あちこちに桜があるぞ。なかでも北大路橋から北山大橋にかけてはベニシダレザクラがきれいで好みだな。川の音を聞きながらの花見は、風情があるぞ。

旅行・レジャー