マネー研究所

男の家計改善

「親族内ローン」で銀行から600万円以上を取り返す裏技

2014/7/21

日経マネー

 枝葉の節約もいいが、男なら太い幹の「構造」を知り、改善を考えるべし――。労働組合シンクタンクの生活経済研究所長野の事務局長を務める塚原哲氏が、アッパーミドル層の男性を対象に「骨太」の家計改善法を伝授する。2回目の今回は、親世代と子世代の協力によって、600万円以上を銀行から「取り戻す」手法を解説しよう。

 今回は住宅ローンに苦しむ子世代と、年金破綻を恐れる親世代の「相互扶助」でお金を取り返す、知られざる方法を紹介しよう。

 子世代が銀行から30年返済、金利1.96%[注1]で2000万円の住宅ローンを組むと、支払う利息は約647万円だ。一方、その親世代が預貯金を2000万円準備できたとして、スーパー定期に預けても年利は0.025%。30年塩漬けにしても、受け取れる利息は約12万円に過ぎない。

 しかし、親子2世代を並べてみると無視しがたい構造的な欠陥に気付くだろう。親世代が銀行に預けた2000万円を子世代が間接的に借り受けている構図なのだが、子世代の支払う利息約647万円のうち、親世代には届くのはたったの12万円。差し引きで約635万円もの大金が親子の「外」に流出している状況だ。

■「銀行外し」で親子双方にメリット

 だが、この構造から脱するのは簡単だ。親子の間から銀行を外し、親世代が子世代に2000万円を直接融資すればよい。親子で可処分所得を約635万円増やしたも同然だ。日経マネー誌でも、これだけの額を確実に殖やせる方法の紹介は初だろう。

 親子双方にメリットがあるように融資金利を0.99%[注2]とすれば、親世代が子世代から受け取れる利息は約313万円にも達する。何とスーパー定期の約26倍だ()。親世代が返済を受ける月6.4万円、年で約77万円[注3]は生活費に回せるので、国の年金制度が破綻したところで痛くも痒くもない。

図 親族内ローンを組めば、親世代・子世代ともにメリットがある
[注1] フラット35の都内平均金利(2014年5月2日現在、手数料定額型)
[注2] スーパー定期0.025%とローン金利1.96%の折半
[注3] 老齢基礎年金の77万2800円(40年満額)とほぼ同額

マネー研究所新着記事