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桐谷さんの株主優待入門

映画に漫画喫茶…驚異の利回り24%も 「優待王」が手放せない銘柄:レジャー編

 

2013/10/20

 株主優待品を中心とした生活ぶりがテレビで人気のプロ棋士・桐谷広人さんといえば、年間130~140本も見る大の映画好き。そこで今回は、映画会社などレジャー関連銘柄を取り上げる。桐谷さんが映画好きになった真相や、もう一度手に入れたい憧れのレジャー施設銘柄も紹介する。

 皆さん、猛暑だった夏の疲れなどが出ていませんか。桐谷です。

 日頃、なるべく現金を使わずに優待だけで暮らしている私。先日、近所の日高屋(

 株主優待品を中心とした生活ぶりがテレビで人気のプロ棋士・桐谷広人さんといえば、年間130~140本も見る大の映画好き。そこで今回は、映画会社などレジャー関連銘柄を取り上げる。桐谷さんが映画好きになった真相や、もう一度手に入れたい憧れのレジャー施設銘柄も紹介する。

  • 桐谷 広人(きりたに・ひろと) 64歳。プロ棋士(七段)。1983年の失恋を機に株式投資を始める。現在400以上の優待銘柄を持ち、その優待品で日々の生活をほぼ賄っている。癒される人柄も人気の理由(写真:大沼正彦)
 皆さん、猛暑だった夏の疲れなどが出ていませんか。桐谷です。

 日頃、なるべく現金を使わずに優待だけで暮らしている私。先日、近所の日高屋(もちろん株主)でタンメンと餃子を食べていたところ、20歳くらいの若者2人組から「桐谷さんだ」と声を掛けられて写真を撮ったりしました。

 食事が終わって、いざお会計。タンメンだけなら優待の500円券の範囲に収まったのですが、その日はつい餃子も注文してしまったため、別途現金200円を支払うことに。それを目撃した件(くだん)の若者2人は「桐谷さんがカネ払ってる、カネ払ってる」と、ことさらにはやし立てるわけです。ああ、餃子さえ食べなければ…。しくじりました。

■映画を見るのは苦痛だった

 それはさておき、今回はレジャー関連銘柄の中からお気に入りを紹介しましょう。まずは映画会社。松竹、東映、東急レクリエーション、スバル興業、東京テアトル、武蔵野興業、東京楽天地、パルコなど、ほとんど持っています。これだけあると優待で年間約250回も映画が見られます。昨年は130~140回は見ましたね。

 でも、もともとは映画が見たくて映画会社の株を買ったのではなく、優待券を金券ショップに売るのが目的でした。ところが数年前から転売対策で優待券がカードや回数券に切り替わって売りにくくなり、やむを得ず自分で見るようになったんです。

 最初は苦痛でしたね。だけど、何でも打ち込んでいるうちに楽しくなってくるもの。今や映画はすっかり私の生活を彩る趣味です。

 お気に入りの銘柄は東急レクリエーションです。これは本当に映画がたくさん見られる。カードにポイントが付与されるシステムで、1000株で半年に18ポイント付きます。新宿ミラノだと1ポイントで1回、シネコンの109シネマズだと2ポイントで1回見られます。私が持っている株数から言うと、新宿ミラノでは年間72回も見られる計算になりますね。

 映画会社をもう一つ。新宿武蔵野館の武蔵野興業は利回りに魅力のある銘柄です。1000株で優待券が半年に12枚、年間24枚もらえます。映画料金を1回1800円とすると24枚なら4万3200円に相当。同社は今17万8000円で買えますから利回りはおよそ24%にもなります。無配ですが、この優待利回りはすごいですね。

  • 注:データは2013年9月6日。―は計算不能

■漫画喫茶をシニア割で利用

 シダックスも手放したくない銘柄です。ここはカラオケの優待券(税込み525円分)が100株で5枚もらえます。店で使えば総合利回りは8.3%。だけど私は、実はカラオケは好きじゃなくて、人生で2回しかカラオケ店に行ったことがないので、券が届いたら金券ショップへ直行します。

 1枚350円程度で売れますから、5枚だと1750円。これに配当を足して計算すると、私の場合の総合利回りは6.8%。カラオケに行かなくても十分満足できる高さです。

  • シダックスの優待は歌わずに利回り換算しても魅力的(左)。もう一度優待で入手したい夢の国の1デーパスポート(右)
 次にランシステム。ネットカフェ・漫画喫茶の「自遊空間」の優待券(500円分)が100株で6枚もらえます。自遊空間には時々行くので優待券は売らずに使います。60歳以上だと平日3時間500円というシニア割適用の店舗があり、優待券1枚でゆっくり過ごせます。

 ドリンクも飲み放題。ここでの楽しみはマッサージチェアに座ってくつろぎながら、『週刊漫画ゴラク』を読むこと。「今日からヒットマン」という漫画が好きです。池袋の店舗はバックナンバーも充実しています。無配ですが6万円程度から購入でき、割安感のある銘柄です。

■ディズニーランドで遊びたい

 最後はオリエンタルランド。実はこの銘柄、今は持っていません。「サブプライム問題」の頃にお金に困って手放しました。だけど好きなんですよね、ディズニーランド。株主だった頃には株主パスポートを手に一人で遊びに行ったものです。

 平日の夕方に行くと人気アトラクションも待たずに乗れる。もう走り回って時間いっぱい、できるだけたくさんのアトラクションに乗りまくりました。

 今は高値で手が出せませんが、いつかまた手に入れてあの夢の国の楽しさを味わいたいものです。

(マネーライター 萬真知子)

[日経マネー2013年11月号の記事を基に再構成]

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