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職場の知恵

譲れる欠点、譲れない欠点は? 「結婚していい」相手の見極め方

 

2012/10/10

 決断力がない、遊んでいそう、無口…。気になる異性、付き合っているパートナーのちょっと「気になる部分」。そのポイント、目をつぶって結婚してもいいのか、それとも避けたほうがいいNGポイントなのか迷っている人も多いのでは。気にしすぎてチャンスを逃すのも避けたいし、後で「こんなはずでは」と思うのも避けたいもの。許せるポイント、NGポイントの見極め方を専門家に聞きました。

 「彼の浮気が絶えません。今はほか

 決断力がない、遊んでいそう、無口…。気になる異性、付き合っているパートナーのちょっと「気になる部分」。そのポイント、目をつぶって結婚してもいいのか、それとも避けたほうがいいNGポイントなのか迷っている人も多いのでは。気にしすぎてチャンスを逃すのも避けたいし、後で「こんなはずでは」と思うのも避けたいもの。許せるポイント、NGポイントの見極め方を専門家に聞きました。

 「彼の浮気が絶えません。今はほかの女性は遊びだと割り切っていますが、このまま結婚していいのか悩んでいます」(28歳・金融・事務)という声が聞かれるなど、付き合っている彼に、みんなが100%満足しているとは限らない。「いつも忙しいと、あまり会う時間をつくってくれない」「ルーズ」など、彼のことは好きだけれど、このまま結婚してもいいの? と思う“気になるクセ”はたくさんある。

 また、婚活中の人からも、「男性を紹介されても、『マザコンっぽい』『清潔感がない』など、必ず気になるところが…。細かい部分にNGを出しすぎ?」(32歳・公共団体・秘書)という声が上がった。

 結婚を考えると、気になり始める“ダメポイント”。Re婚カウンセラーの鈴木あけみさんは、「結婚すれば、子どもができれば、彼は変わると考える女性がいますが、現実には性格やクセを変えるのは難しいです」と話す。その上で、気になるクセがどうしても許せないものであれば、結婚は控えたほうがいいのではないかとアドバイスする。「ただ、慎重になりすぎて、男性への目線が厳しくなっている人もいます。相手の気になる部分をポジティブに捉え直してみると、NGだと思い込んでいた部分が気にならなくなることもありますよ」

■気になるポイントを別の角度から見直してみる

 例えば、無口な男性も、視点を変えて、「自分の話をよく聞いてくれる」と考えてみる。すると、2人の関係が心地よくなることもある。また、「清潔感に欠ける、ルーズというのは、女性が手助けをすることで克服可能な欠点です」とも言う。

 ただし、絶対に結婚してはいけないダメポイントも存在するそう。許せるダメポイント、NGなダメポイントをそれぞれ見ていこう。

付き合う前&お付き合い中にチェックしたいポイント

お金の使い方など金銭感覚
 高価なものを好んで買う、常に大金が財布に入っているなど、収入の割に金遣いが荒い人は借金のリスクも。リーズナブルな店を選ぶなど堅実な男性のほうが安心だ。

飲食店の店員など他人への態度
 飲食店の店員など、他人に対して失礼な態度を取ったり、怒鳴ったりすることがある人も要注意。知らない人に親切にできる人なら、結婚後、妻にも優しいはず。

□ 彼の両親がどんな人か
人は親の影響を受けがち。相手の家に招かれることがあれば、父親の母親への態度や、家庭内の様子、両親の息子への依存度などを確認。好感を持てる両親なら安心。

~結婚したら変わる、は幻… パートナーに描きがちな3つの妄想~

 付き合っている男性には、気になることがあっても、「いつか変わってくれる」と期待しがち。しかし、「変わることはほとんどない」と鈴木さん。「『結婚したい』と焦るあまり、結婚前に相手の欠点に目をつぶり、結果的に離婚に至るケースもよくあります」。女性が陥りがちな3つの“妄想”について解説してもらった。

妄想1 「結婚したら変わってくれる」
 男性は結婚すると、そのメリットを妻に十二分に求める傾向に。もともとダメ男の素養を持っている人は、悪い方向に変わりがち。性格不一致のまま結婚すると、不満や冷たい態度が多くなることも。

妄想2 「子どもができたら変わってくれる」
 仕事が忙しすぎるタイプなどは、子どもができて変わるケースもある。しかし、妊娠中から赤ちゃんの存在を実感できる女性に比べ、男性が親の自覚を持つには時間がかかるので、期待しすぎるのはNG。

妄想3 「年齢とともに自然に変わる」
 家庭を持った重圧や、給料や時間を自由に使えないストレスで、気持ちに余裕を持てなくなる人も。そのような不満が家庭で解消されないままだと、年齢を重ねるごとに、むしろかたくなになることも。

~結婚してもOKな男性 気になる性質&考え方~

覇気がない

 あまり外出もせず、感情表現も意思表示も少なく、あまりしゃべらない彼。好きなことは読書やDVD鑑賞。デートは盛り上がらず、記念日を祝うことにも積極的でないため、一緒にいても、「気が利かない」「物足りない」と思われがち。

こう考えて→ 実は穏やかな癒やし系。外で活動的になるよりも、家でゆっくり過ごすのが好きなタイプ。浮気や暴力などの心配がなく、夫にして安心なタイプ。信頼が生まれれば女性の意見を聞いてくれるので、物足りない部分は、「~してほしい」など希望を伝えるといい。

 

あまり会話しない

 無口で会話が続かず、友達が少ない。意見を求めても、返事があいまいなど、はっきりしない態度にイライラしてしまう。決断してほしい「ここぞ」という場面でも黙っているため、頼りがいがなく、信頼できないと考える人もいるかも。

こう考えて→ 平和主義で、嵐が過ぎるのをじっと待つタイプ。女性が「引っ張ってもらいたい」と思っていたら不満を感じるかもしれないが、リードできるタイプなら、家庭内の衝突もなく、うまくやっていけそう。問い方を工夫すれば、意思表示を少しずつするようになることも。

 

おしゃべりでうるさい

 とにかくよくしゃべり、黙っている時間がない男性。普段は楽しいと思えるけれど、映画館やバーなど、静かにしてほしい場面でもひっきりなしにしゃべる。また、口げんかに強いため、言い合いになったときに女性のストレスがたまる。

こう考えて→ 結婚すると徐々に会話が減る夫婦も少なくない。しかし、人を笑わせたり和ませたりできる彼なら、結婚後も会話が絶えず、楽しく過ごせるはず。静かにしてほしい場面は、きちんと「こういう場面は少し黙っていてほしい」と優しく伝えてみれば改善されるかも。

 

仕事ばかりしている

 残業続きでなかなか会えない、土日の出勤も多い、会話の内容も仕事の話ばかり…。会社での出世を考えたり、独立起業を将来に見据えたりしている人も。一緒に過ごしたい休みの予定も合わせにくく、寂しい思いをさせられがち。

こう考えて→ 働き者なので、生活の安定が望める。 結婚すると、女性が家庭のことをしてくれると考える分、ますます仕事に力が入る。収入面は男性に頼りたい、自分は家事を頑張りたいという考えの女性ならうまくいく。自分も仕事をバリバリ頑張りたい人にはやや不向き。

メールに依存している

 「付き合ってほしい」「実は相談がある」などの大切な会話もすべてメール! 「大切な話は直接口で言って」と頼むと、黙ってしまう、いい顔をしないなど、コミュニケーションが難しいタイプ。付き合う前の場合、彼の本心が見えづらいことも。

こう考えて→ 自分の気持ちを伝えてくるということは、いい関係を築きたいというサイン。ただし、踏み込んだ話を直接できない、議論できないのでは、心は通じ合えない。「会話でお互いをよく知りたい」と伝え、少しずつ会話をする努力をできるなら、いい関係になれる。

 

ゲーマー&オタク気質

 とにかくゲームが大好きで、家にいるとずーっとゲームをしている男性。あるいは、鉄道やアニメーションの趣味があり、写真撮影やイベントなどに出かけてしまう男性。そのため、せっかくの休日にデートができないなど、不満の原因になる。

こう考えて→ オタク”と言われる男性は、趣味に没頭するタイプ。結婚後も、趣味中心の生活は変わらないが、その分、ほかの女性に興味を持つなどの心配がない。さらに、打ち込める趣味を持つ男性を素敵だと見方を変えられたり、一緒にその趣味を楽しんだりできれば○。

 

太っている&清潔感がない

 健康管理や身の回りをきれいにすることの大切さに気づいていないタイプ。一食の量が多い、体を動かすのが嫌いでゴロゴロしている、あるいは整理整頓が苦手だったり汗やニオイに無頓着だったりで、周りに不快感を与えてしまう。

こう考えて→ 自分が周りにどう見られているか、そもそも気づいていないことも。女性が食事の管理や清潔に保つアドバイスをすれば、大きく変わる可能性がある。女性を意識して身ぎれいにしている男性に比べ、モテたい願望が低いため浮気の恐れも小さく、女性に誠実。

 

がさつ&ルーズ

 着るものに無頓着だったり、ドアの開け閉めが乱暴だったりするタイプは、行動面でも感情面でも配慮に欠ける傾向が。人の気持ちを深く考えず、誤解されてしまうことも。一方で警戒心がなく、誰とでもいい関係を築けるいい面も。

こう考えて→ 心が広い人が多く、おおらかな性格なので、女性が家事などに多少手が回らなくても気にしない。また、妻の友達とも仲よくでき、周囲の評判も上がるタイプ。女性への言葉遣いが乱暴になることもあるが、悪気がないことが多いので、傷つきすぎないで。

~絶対結婚しちゃいけない「5大ダメ男」~

 ここで挙げる5タイプは「一緒にいる女性が心を病んでしまうリスクがある、危険なタイプ」と鈴木さんが警告する、ダメ男の典型的なタイプだ。予兆を見て、危険性を感じる場合は特に慎重になって。

【DV男】

 暴力で相手を傷つけるタイプ。ケンカの後には泣いて謝る、「自分でも直したいと思っている」など、謝り上手であるため、つい許してしまう女性も。

予兆 ちょっとしたケンカで頬をたたく、蹴りつける、物を投げる、態度で威圧する、大声でどなる。暴力の後、「お前がいなければ生きていけない」「自分でも直したい」など優しい言葉を吐く。

アドバイス 継続的に暴力を受けると女性に判断能力がなくなる。さらに、別れを切り出すと泣いて反省するなど“飴とムチ”のようになる。女性が慣れてしまい、結果的に心を病むことも。DVの予兆の段階で深入りしないこと。

【借金男】

 1.自分が元気で働いていれば返せると考える 2.誰かがなんとかしてくれると思う、の2タイプがある。借金してまで自分の欲求を満たすことに抵抗がない

予兆 派手な割にデート代をケチる、結婚を前提とした関係でも収入をかたくなに教えない、借金を頼まれたり、支払いを頼まれたりすることが多い、車や趣味にはお金をかけている気配がある。

アドバイス 借金の予兆がある人は避けて。特に2は妻のお金を当てにするようになることも。予兆のある男性との結婚話が出ている場合、「通帳を見せて」「借金ある?」などと聞き、話をそらす、黙りこむといった反応がないかを見て。

【モラハラ男】

 女性の人格を否定するようなことを平気で言う、罵倒するなど、言葉の暴力で追い詰める。付き合い始めは優しいが、徐々に本性を見せエスカレートする。

予兆  いつも不機嫌、嫉妬深い、上から目線で話す、命令する、付き合っている女性の行動を制約する、「お前は役立たずだ」など人格を否定するような暴言を吐く。口が立つので言い返せない。

アドバイス 最初は優しくて頭もいいので気づきにくい。相手の言動を「もしかして暴言?」と疑う、友人に話し、客観的なアドバイスをもらうことを忘れずに。「結婚したら、ひどいことは言わない」という言葉は信じないこと。

【ギャンブル男】

 パチンコや競馬などのギャンブルを、生活に支障を来さない範囲で節度を持って楽しむのでなく、生活費を削っている、借金をして続けているならNG。

予兆  月に5万円以上ギャンブルにお金を使う、時間があるとすぐにパチンコなどに行く、食事などほかのことよりギャンブルを優先する、ほぼ毎日のように賭け事をしている、劣等感がある。

アドバイス  「趣味の範囲」か見極めることが大切。上記の予兆のようなことがある、ギャンブルによって激高するなど感情のアップダウンがある場合は要注意。趣味程度の場合、一緒にできる別の趣味を提案してみよう。

【酒乱男】

 お酒を飲むと人が変わるタイプ。お酒の量をコントロールできず、必ず酩酊するまで飲む。お酒が入ると暴言を吐いたり、攻撃的になる人は要注意。

予兆  飲み始めると時間を忘れて飲む、自分では酒が強いと思っている、毎日欠かさずお酒を飲む、酔ったときのことを覚えていない、お酒を飲むと気が大きくなる、声が大きくなる、暴言を吐く。

アドバイス  酔った夫に暴力や暴言を受け続けると、酒に酔った男性を見ただけで胸が苦しくなるなど、トラウマを抱える人も。深いかかわりを持たないこと。酒を飲んだときの態度を冷静に見て、ただの酒好きか酒乱かを見極めて

この人に聞きました

鈴木あけみさん
 Re婚カウンセラー。オフィスベル「夫婦・離婚問題相談室」代表。「シングルマザーにならないで! 」「STOP!離婚」を信条に、年間1500件の離婚カウンセリングを行う。著書に『婚勝アドバイス 離婚相談3800件に見る「ダメ男」47タイプ』(ハート出版)などがある。

(日経ウーマン 岸本洋美)

[日経ウーマン2012年7月号の記事を基に再構成]

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