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報道カメラマンのiPhone撮影塾

ガラス越しなら「密着写」 水族館写真いきいきと

2013/4/16

 日経新聞写真部のカメラマンが「手軽なカメラ」iPhoneを使った本格派写真撮影のノウハウを伝授するシリーズ。春の行楽シーズンを迎え、大人も子どもも楽しめる娯楽施設として水族館に出かける予定の人も多いのでは。そこで今回は、水族館につきものの「ガラス越し」シチュエーションでも水槽内の生き物を上手に撮影するコツを紹介しよう。
iPhoneを水槽のガラスに密着させて撮影する

 水槽などのガラス越しに生き物や展示物などを撮影しようとしたら、反射による写り込みでうまく撮影できなかった、ということはないだろうか。写り込みは、ガラス面とカメラのレンズの間に光が入り込み、反射した映像と被写体の実像が重なることが原因で生じる。そんな失敗をしないようにするためにはどうすればいいのか。昨年5月にオープンした東京スカイツリータウン内の「すみだ水族館」(東京・墨田)で、様々なタイプの水槽の「ガラス越し撮影」にチャレンジしてみた。

フラッシュ機能はオフに

 水族館での撮影でまず最初にやっておきたいことは、iPhoneのフラッシュ機能をオフにすることだ。すみだ水族館をはじめ、ほとんどの水族館では生き物に刺激を与えないために館内でのフラッシュ撮影を禁止している。たとえフラッシュ撮影が許可されている場合でも、フラッシュ機能を使うとフラッシュ光が水槽のガラス面に反射して写真がひどくなってしまう。こうした写り込みの最も基本的な回避方法は、水槽のガラス面にiPhoneをぴったりと密着させて撮ることだ。

水槽の中でゆらゆらと揺れるチンアナゴ
水槽手前のガラスにiPhoneを密着させて撮影

 私が訪れた時、水槽はちょうどチンアナゴの餌やりの時間だった。いつもは砂の中に身を潜めているチンアナゴが首を長くして餌を求める姿はまるで森のよう。かわいいながらもちょっぴり不気味な姿をガラスに「密着写」した。さらに、サンゴが生育する水槽の手前からガラスにiPhoneを密着させて親子連れを撮影したところ、手前と向こうに2枚のガラスがあるにもかかわらず、写り込みゼロの奇麗な写真が撮れた。

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