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データで見極め 「お金になる家」立地の条件

2013/5/15

 せっかくマイホームを買うなら売却や賃貸をしやすい「お金になる家」を購入したい――。そう思ったらまずは、立地の良い物件を選ぶことが重要になります。最近では、インターネットで簡単に各種統計データを入手できるようになりました。地域のポテンシャルをデータで判断しながら後悔しない場所を選びたいものです。

 売れる家や貸せる家選びの条件に、専門家の多くは「立地の良さ」をまず挙げる。「より多くの人が住みたいと思うエリアかどうかが指標となる」と、みずほ証券チーフ不動産アナリストの石澤卓志さんは指摘する。東京でいえば「利便性第一。都心集中の傾向は強まっている」。資産形成を考えるなら、ターミナル駅から1時間以上の郊外や、駅から遠い物件は避けた方がよさそうだ。

人口のデータは各自治体のホームページで確認できる。通常、地区別・年齢別で過去まで遡って公表されている。「統計」などと書かれた項目を探してみよう

 データで確認するなら「人口の増減」に着目したい。再開発や、新駅開設・路線延長がなされる地域は人口増が見込まれる。

 人口推移は、自治体のホームページで確認できる。通常は町丁別・年齢別データが過去まで遡って公表されている。人口が減少傾向にないか、若者が減り高齢化が進んでいないか、見ておこう。

 日本不動産研究所主任専門役の小西達也さんは「駅の乗降客数も参考になる」と言う。鉄道会社によって公表内容に差があるが、JR東日本ならホームページで過去10年以上にわたり1日平均の乗車人員が確認できる。

 具体的に、人口流入エリアと流出エリアで比較してみよう。ここでは一例として川崎市の武蔵小杉駅周辺と、茨城県T市を比べてみた。武蔵小杉駅のある川崎市中原区はこの5年で人口が7%増え、これに連動するかのように地価も7%近く上昇している。一方T市を見ると、人口は2%弱減少、地価は約4%下落。人口増減が地価と連動することが見て取れる。

人口や駅の利用者数など過去のデータから「立地の良さ」を見極めよう

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