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ホントが知りたい 食の安全

どうする? 「開封後すみやかに消費」の食品 ホントが知りたい食の安全 有路昌彦

2013/3/8

 うちの2人の子どもは魚が好きで、毎日魚を食べています。私が魚好きなのでその影響もあるのかもしれませんが、離乳食の時から魚を好んでいたので、遺伝もあるのではないかなどとなんとなく思っています。

 特にびん入りの「焼きサケあらほぐし」は毎日食べないといけないようです。「おとうさん、鮭ごはんが食べたい」と息子から言われ、鮭ごはんを作ることから私の一日は始まります。

 この「焼きサケあらほぐし」は、なかなかよくできたもので、国産のシロザケのほぐし身をほどよく味付けしたもので、開封するまでは常温保存できるので常備しています。

■「開封後はすみやかに消費」とは?

保存料を使っていないサケフレーク。びんの開封後、何かしらの菌が侵入したら、増殖し放題になってしまう危険性も

 こういったびん入りのものは1回で全部を食べきるわけにはいかず、使ってはびんのフタを閉めて冷蔵庫で保存するといった使い方をします。

 ある日、冷蔵庫から取り出したら、びんの中に残っていた残りわずかなフレークからなんだか怪しい臭いがしてきました。息子も「なんか変な臭い…」と言います。言うまでもなく、腐っていたのです。

 もちろん賞味期限内ではあったのですが、一般的なびん詰めの商品には「開封後はすみやかに消費してください」と書いてあります。とはいえ、具体的にどんなふうに「消費」すればいいかを消費者側が理解していないケースもあります。

 これは明らかに消費者側の方が対応すべきことであり、腐らせてしまったのは私の自身の責任であることは間違いありません。アイスクリームを常温で放置したらとけてしまっても、誰も文句を言わないのと基本的には同じだろうと考えました。

■3日で食べきれるわけがない

 で、そこは食品安全の研究者として、「原因の特定と対策」に考えをめぐらせました。

 びんの中身は当然、焼いたサケですし、保存料などは使っていないタイプ。開封後、何らかの菌が侵入したらある意味、菌にとって栄養満点の培地のようになっていて、菌は増え放題でしょう。

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