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夏はジャズで「音育」 子供と聴きたい名演奏

2014/7/16

 新しいジャズの楽しみ方を提案する「Something Jazzy 女子のための新しいジャズガイド」の著者、島田奈央子さんによるジャズガイド。最近の話題やおすすめのアルバムを紹介します。
昨年の「日野皓正 presents "Jazz for Kids"」(提供:世田谷パブリックシアター、撮影:牧野智晃)

 もうすぐ夏休み。お子さんのいる方は「何をしようか」「どこへ行こうか」と考える機会も増えたのでは。それなら、この機会にお子さんと一緒にジャズに触れてみるのもお薦めです。

■子供たちがプロと共演

 東京都世田谷区の公立中学生が参加する「ドリームジャズバンド」は今年で設立10周年。区教育委員会が主催する「才能の芽を育てる体験学習」の一環で、世界で活躍するジャズトランペッターの日野皓正さんが「校長」をされています。毎年、一流ミュージシャンの講師陣と一緒にコンサートを行い、練習を重ねた子供たちと、すご腕のプロミュージシャンたちの共演を披露。中学生ジャズバンドのあまりのカッコよさに「自分も何か楽器をやってみたい」と興味を持つ子供もいるはず。今年は8月17日に世田谷パブリックシアターで。当日券も用意されるそうです。

■4歳以上で入場できるライブも

 大人でもちょっとハードルが高いと感じる人もいる東京・丸の内のコットンクラブでも実は子供と一緒に楽しめる機会があります。土日・祝日のファーストショーは保護者同伴なら就学児童から入場可能。午後5時ごろスタートで、ライブ会場は禁煙です。

コットンクラブが5月に開催した「こどもの日」イベント(提供:COTTON CLUB、撮影:Y. Yoneda)

 今年の「こどもの日」には4歳以上のお子さんから入場できるライブも開催。「音楽に飽きてしまったお子さんのために」とキッズスペースを用意したそうですが、親よりジャズに夢中になっていた子供もいたそうです。イベントは「子供がいるとなかなかジャズを聴きに行けなくて」という女性たちに好評で、8月16日には第2弾となる「サマー・ファミリー・デイ」を予定。電話予約が必要ですが、4歳以上12歳未満は無料です。子供向けイベントとはいえ、本場のジャズを聴いてもらいたいと、米西海岸を代表する人気ピアニストで作曲家のデヴィッド・ベノワさんが登場します。

 横浜の老舗ジャズスポット「DOLPHY」(ドルフィー)や、都内の「ブルーノート東京」、「JZ Brat」でも、保護者同伴などの条件付きですが、小学生でも入場できます。大人の世界と思われがちなジャズですが、意外に子供と一緒に楽しめる機会がありますね。

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