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夏の疲れがたまったら…「まとめ休み」でリセット

日経ヘルス

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NIKKEI STYLE

 厳しい暑さが続いたこの夏、疲れが取れずにたまっていくのを感じている人も多いのでは。そこで活用したいのが、連休などを利用してのまとまった休みだ。秋から冬の後半戦を乗り切るべく、ここで正しく休んで心と体を軽くしておこう。

「その日の疲れはその日のうちに取るのが基本。でもそれが難しい人は、連休を自分のリセットのために使うといい」と話すのは、アンチエイジングに詳しい順天堂大学大学院の准教授で、医師の青木晃さん。

だが現実は、特に疲れを感じているわけでもなく、休日は専らどこかへ出掛けてリフレッシュ、と活動し続けていないだろうか。実は、こうした人こそ気付かないうちに疲れがたまっている場合が多い。はっきりと疲れを感じていなかったとしても、この季節には一度ゆっくりと休息を取って、体を休めることが重要だ。

自律神経に負担

気付かないうちにたまる疲れとして注意したいのが、体を自動的に調節する自律神経の疲れ。自律神経は、体内環境を地球の自然環境に合わせるために、無意識のうちに常に働く。具体的には、代謝や免疫、ホルモンなどを調整する。例えば、暑ければ汗をかいて体温を下げたり、寒ければ、震えて筋肉を収縮させて体温を上げたり、といった具合だ。

自律神経は常に働いているので意識して休ませる必要がある上に、「現代人は、自律神経の疲れがたまりやすい」(青木さん)。現在の日常生活の環境は、もともとの地球の自然環境と異なり、自律神経への負担が大きい。気温を例に挙げると、冷暖房完備は当たり前。特に夏は冷房の利いた室内と、日差しの照りつける屋外とを行き来するなど、激しい温度差に自律神経が対応するのは難しい。

こうして自律神経の働きが低下すると、代謝や免疫、ホルモンなどをうまく調節できなくなり、夏疲れや夏バテの症状が表れやすくなる。まずは夜更かしせずに体内リズムに合わせて6~7時間程度の睡眠を確保する必要がある。自律神経を正常化するには、自然に触れることも効果がある。避暑により自然環境に身を置きつつ冷房なしで過ごす、というのもお薦めだ。

「疲れを感じることなく、ひたすら頑張ってしまう人ほど注意して」と警鐘を鳴らすのが、西洋医学に漢方を組み合わせた診療を行っている、日本薬科大学教授の医師、丁宗鐵さん。「疲れに対する感度が鈍くなっている人は、疲れを感じにくいので無理が利き、社会で活躍できる。だが、実際には特別体が強いわけではない場合がほとんど」(丁さん)。疲労回復が不十分になり、体を壊してようやく疲れがたまっていることに気付く場合も多いという。

大きく分けると、疲れに対する感度が高い人と低い人がいる。上の表を参考に、自分はどちらに当てはまるかを確認してみよう。

疲れに対する感度が鈍くなりがちなのは、達成感や勝負へのこだわりが強いタイプの人。漢方では「実証(じっしょう)」と呼ぶ。「実証は、病気の一歩手前の状態と認識して」(丁さん)。特に疲れを感じていなくても、休日にはしっかりと体を休めてみよう。

逆に、疲れへの感度が高いのが、その日の疲れはその日のうちに取らなければやっていけない、いわゆる「虚証」タイプだ。頑張りが利かないと言われるかもしれないが、むしろ「オフには参考にすべき"休み上手"」(丁さん)。周りに虚証の人がいたら、しっかり休める休日の計画を立ててもらうのもよいだろう。

「冷房病」に用心

今の季節、気付かないうちにたまる疲れの要因として気をつけたいのが「冷房病」。「冷たいものや甘いものを食べたくなったら要注意」(丁さん)。これは体に疲れがたまり、楽に消化吸収できるものを摂取しようとしているサインだ。

甘いものは、体の栄養として最終形態である糖分を多く含むため、消化吸収器官の働きが減る。腸が動く必要も減るので、腸管の筋肉の運動量が減り、体温が下がり、体は冷える。「脳の活動も温度に依存する。温度が下がると、栄養を補おうと、さらに糖分を欲するので、とにかく甘いものが欲しくなる」(丁さん)。代謝が落ちるので、老廃物がたまり、むくみや肌荒れが生じることもある。

対策としては、冷たい飲み物は15度以上を心がけ、甘いものの替わりに体を温められるスパイスを使ったものを取る。「冷房病の人には、朝食にカレーやショウガがオススメ」(丁さん)。

気付かなくても疲れは必ずたまっている。この夏はしっかりと体を休めて、秋から冬にかけての後半戦に備えてはどうだろうか。

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休日の過ごし方は「レク」と「レスト」の2通り

休日の過ごし方のうち「どこかに出掛けるレクリエーションは、リフレッシュにはなってもレスト(休息)にはならないので気をつけて」と語るのは、インドの伝承医学アーユルヴェーダに現代科学の検証を取り入れたマハリシ・アーユルヴェーダに詳しい、マハリシ南青山プライムクリニック院長の蓮村誠さん。レクリエーションは人生を充実させるために必要だが、あくまで活動の一種で、体を休めることにはならないという。

休息を取る上で、最も簡単な手段は睡眠をとること。活動に必要なエネルギーを効果的にためるには、「午後10時~同10時半の時間帯までに入眠すること」(蓮村さん)。成長ホルモンが多く分泌される暗い時間帯に睡眠をとることで、代謝が機能し、神経も休められるという。

(日経ヘルス編集部)

[日経プラスワン8月7日付を基に再構成]

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