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朝・夕刊の「W」

和紙で粋な心遣い 海外出張の手土産 センスアップ

 

2013/5/26

 活躍の場が広がり、海外出張をする女性も増えていることだろう。出発前のさまざまな準備のうち、海外出張のベテランでも悩むのが、手土産なのだそうだ。気の利いた贈りもので、感謝を示したい。軽くてかさばらず、サプライズのあるものは?

紫野和久傳(京都市)のらくがん「紅花菓子 紅」(左)と「一休菓子 しの」

 衣料品輸入販売、アオイ(神戸市)に勤める西田徳子さんは年4回は欧州に出向く。「外国人に喜ばれる土産物のキーワードは和紙です」。もっとも手軽なのが、日本ならではの柄が描かれた包装の和菓子だ。かわいらしい形をした和三盆や色とりどりの干菓子は、日持ちする良さもある。

 たとえば紫野和久傳(京都市)のらくがん「紅花菓子 紅」(1050円)の包装には紅花が描かれており、「一休菓子 しの」(840円~)は大徳寺納豆とこしあんに和三盆を衣がけした菓子が、薄紙で包まれている。風味にもパッケージにも繊細な日本の美意識が凝縮されている。

 さらに西田さんのおすすめがスーツケースに忍ばせる和柄の袋、手すき和紙のはがき、一筆箋の3点セット。袋は和菓子を買ったときなどに多めにもらっておき、手土産を渡すときに活用する。はがきや一筆箋はメッセージカードとして使う。「包装、中身と2度喜んでもらえます」

上質な和紙を使った銀座くのやの「おひざかけ」

 松屋銀座本店(東京・中央)で評判なのが老舗和装小物店、銀座くのやの「おひざかけ」(1050円)。食事の際のひざかけにもなる大判の綿の布が、着物をたたんで保管する「たとう紙」にくるまれている。老舗店ならではの上質な和紙で柔らかな光沢が美しい。「包装を気に入って海外へのお土産に買っていくお客様が多い」(松屋)。ひざかけには、季節の花々や縁起物がちりばめられた宝づくしの柄などがある。

 和紙のカードを探すなら伊東屋銀座本店(同・中央)や山田商会(同・千代田)で。山田商会の無地のはがき(5枚入り、420円)は手すきならではのぬくもりと、藤色や紅色など淡い色合いが楽しめる。土産文化を持つ日本人ならではの、粋な心遣いを伝えたい。

[日本経済新聞朝刊女性面2013年5月25日付]

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