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職場の知恵

ひげ脱毛やエステ通い…男も美容、仕事に自信

2014/1/8

 美しい男になりたい――。美容外科やサロンで肌の手入れをしたり、ひげを脱毛したりする男性が増えている。女性の視線を意識して清潔感を前面に出したいだけでなく、悩み事を減らして自信をつけたい、というのがその理由。「仕事にも役立った」とする声も少なくない。「男の美容」の最新事情を追った。

 昨年11月上旬、都内で開いた男性の美容や身だしなみに関するあるセミナー。100人の定員に対して、10倍の応募があった。美容外科の自由が丘クリニック(東京都目黒区)の古山登隆理事長らが講演。施術時間が短く、手ごろな価格の美容治療が増え、男性の利用が増えていることなどを説明した。

男性の美容に関するセミナーでは、参加者が鏡を手に顔をチェックする光景も

 熱心に耳を傾けていた会社員、柳岡法篤さん(45)は「何歳になっても格好よくありたい」と話す。特別な肌のケアはしていないというが「こうした場で意識を高め、自分をブラッシュアップしたい」と言う。

■疲れた顔を卒業

 男性が何のための美容なのか。団体役員、西尾泰州さん(54)は「仕事をするうえで、男性も美容を気にすることが必要となってきた」と指摘する。「例えば、眉間のしわが原因で怒っているように見えると、差し障ることがある。美容治療でそうした点が比較的簡単に改善できるなら、やってみたい」と話す。

 セミナーを主催したのは、ブランド品など高額商品のネット通販を手がけるルクサ(東京都渋谷区)。同社のサイトでは最近、男性向けのエステ利用券などが売れているという。ひげを脱毛したい、顔の肌を整えたいという利用者も多く「リピーターも増えている」という。

 1年ほど前から男性のひげ脱毛希望者が増えたというのは、東京都港区の美容外科、メディエス・ラジュボークリニック。沼本秀樹院長は「濃いひげにコンプレックスをもつ男性が来院するほか、子どもにほお擦りをした際に『痛い』と嫌がられたことがショックで脱毛に踏み切る20~30歳代の男性もいる」と話す。「ひげ脱毛が雑誌などで取り上げられて広く知られるようになり、会社員や学生たちの利用も増えた」と分析する。

 ひげ脱毛を始めて半年になる映像クリエーター(29)は、ひげをそる頻度が週一回程度に減った。「毎朝のひげそりがストレスだった。肌への負担も減り、きれいになった」と喜ぶ。ひげ脱毛に踏み切ったのは「価格が5回で4万円程度と手ごろだったのも決め手だった」と語る。

 仕事にも悪影響があったという悩みを克服した人も。ひげが濃いため夕方には伸びてしまい、顔が疲れて見えることが気がかりだったという会社員(31)も「脱毛の結果、今では指摘されなくなった。夕方にひげを気にしなくていいのは自信にもつながり、仕事上もプラスだ」と話す。

 爪や手を手入れする男性もいる。男性専用エステサロンに通う会社員(34)は「商談の席で、手がきれいですねと女性に言われることが増えた。細部まで見ており、清潔感を求められているんだなということに改めて気付いた」という。もともと乾燥肌で手がかさかさになり、何とかしたいと思っていた時に男性専用エステの存在を知った。「女性の目を気にせずに通えるのがうれしい」

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