変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

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私はエグゼクティブ層専門の転職エージェントとして、日々、企業の経営者や幹部クラスの皆さんとお会いしています。彼らと対話する中で、彼らの行動パターンや日常の習慣にいくつかの共通点があることに気づきました。その積み重ねによって数千万円の年収を稼ぎ出す力が蓄えられ、成功につながっているように思います。今回はポイントを6つご紹介しましょう。

1.「変化」を歓迎し、新たな環境に進んで飛び込む

今、企業経営の第一線で活躍しているエグゼクティブの多くは、これまでのビジネス人生の中で「環境の激変」を何度も経験しています。

たとえば、まったく異なる部署や職種への異動、未知のエリアの拠点への転勤、グループ会社への出向、海外への長期出張・駐在、M&Aによる組織・風土の変化、といったものです。

一般的には、こうした変化に抵抗感を示す人は少なくありません。辞令を機に転職する人も見られます。しかし、エグゼクティブの地位にある人たちは変化を受け入れ、チャレンジし、新しい環境に適応する経験を積極的に積んできています。

最近よく耳にするキーワード「レジリエンス(折れない心)」、いわゆる「復元力」「耐久力」といったチカラを、ビジネススキルの基礎を築く20~30代でしっかりと装備。環境の変化や修羅場経験により、柔軟性、変化対応力が磨かれているのです。

ビジネス環境や手法がめまぐるしく移り変わっていく昨今、柔軟性や変化対応力は経営幹部として舵(かじ)取りをするために欠かせないスキルといえるでしょう。

また、「環境変化」を多く経験するほど、業務知識や人脈も広がります。組織でポジションが上がっていくほど、「プロデューサー」的な役回りが求められるもの。目標達成に向けて、社内外の組織を横断し、各セクションのリソースや人材を適切に組み合わせる力が必要となります。こうした場面でも、異動や出向によって得られる知見、ネットワークが生かせるというわけです。

2.「社外ネットワーク」から新しい視点を得る

人と出会うための活動、人とのつながりをより深める活動に対し、時間とお金を惜しまないのも、エグゼクティブたちに共通する特徴の一つ。ビジネス関連の人脈の開拓はもちろんのこと、あえて仕事を離れた場所で、「肩書き」を外して人付き合いができる場所に身を置いている人も多く見られます。

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