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モバイルノート選び、必ず確認すべき5つのポイント

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モバイルノートパソコンが好調だ。調査会社GfKジャパンの調査によると、ノートパソコンの中で12.9インチ以下のノートパソコンが占める割合は2013年は8%だったのに対し、14年は10%、15年は13%と着実に増えている。

なぜモバイルノートが存在感を増しているのか。背景にはスマートフォン(スマホ)の普及が関係しているという。

「これまでノートパソコンで大きなシェアを占めていたのは、家庭での据え置きとしてのニーズが大きい15インチクラスノートパソコンでした。しかし大型ノートの主な用途として考えられていたネットサーフィンやネットショッピングなどがスマホなどを通じて行われるようになったため、大型ノートの需要は縮小しています。一方でモバイルノートは以前から仕事用としてのニーズが高い。資料作成等の作業的な用途においては依然パソコンがメインデバイスであることが多く、需要は落ち込んでいません」(GfKジャパンアナリスト・佐竹俊介氏)

佐竹氏によると「高性能化に加え、年々進む軽量化により喚起される買い替え需要もある」とのこと。スマホではできない用途を持ち、しかも製品が進化しているので、存在感が増している、というわけだ。

では、最新型のモバイルノートを購入する場合、どんな点に注意すればいいのだろうか。最新パソコンに詳しいライターの田代祥吾さんに、最新のスペック情報を踏まえながら、解説してもらおう。

■重さのイメージはペットボトルと比較する

ノートパソコンを選ぶ時に必ず確認したいポイントは、以下の5つが挙げられます。

1 サイズ・重量
2 画面
3 CPU
4 起動ドライブやメモリーの容量
5 端子

この項目は大型のノートパソコンでもモバイルノートでも共通ですが、基準となるスペックや優先順位に違いが出てきます。順を追って説明しましょう。

●サイズ・重量

ほとんどの時間を自宅の決まった場所に置いておく大型のノートパソコンと違い、モバイルノートで重要なのはサイズです。常に持ち歩くのですから、性能を犠牲にしても、小型で軽量なパソコンを選んだ方が便利な場合が多いといえます。

モバイルノートの場合、数百グラムの違いが意外に大きく感じられます。500mlのペットボトルの重量を頭に思い浮かべるとわかりやすいはず。1kgのノートパソコンであれば2本分、1.5kgのノートパソコンであれば3本分の重さになります。1kgのノートと1.5kgのノートで迷った場合は、かばんに500mlのペットボトルを入れたまま歩けるかイメージするといいでしょう。ちなみに現在の13型以下ノートパソコンの重量は1kg前後のものが増えています。

最近は画面を折り返す、またはキーボードを外すとタブレットとしても利用できる「2in1タイプ」といわれるパソコンも増えてきました。重量を考えると、タブレット単体で持ち歩いた方が軽くなります。外出先での利用目的が動画や写真、ファイル類の閲覧や、ちょっとした情報を調べる程度なら、2in1パソコンを購入して、外出時は主にタブレットとして使い、必要なときにキーボードも持っていくというほうが使い勝手がいいでしょう。

●画面

1 画面サイズ

日ころから持ち歩くノートパソコンを探しているなら、13型以下の製品が現実的な選択肢になります。以前のモバイルノートはもっと小さな画面のモデルが主流でしたが、今の13型以下のノートパソコンは、以前に比べ軽くて薄い製品が多く、持ち運びやすくなっています。13型なら本体の表面積がA4サイズと同等かまたは少し大きいだけで、小さなビジネスバックに収納しやすいというメリットもあります。

2 解像度

ビジネスで利用するなら、画面は解像度も重視したいところ。画面サイズが物理的な大きさなのに対し、解像度は画面内に表示できるドット数を示します。1280×720ドットや1920×1080ドットなどと表し、数値が多い方がより多くの情報を画面に表示できます。解像度が低いと、縦長なウインドウの下側が表示できない、表計算ソフトの情報量が限定される、写真や文字の輪郭が荒く表示されてしまうなどのデメリットがあるので、今買うなら最低でもフルHDの1920×1080ドット以上はほしいところです。

3 タッチパネル機能

画面に関しては、タッチパネル機能の有無も確認しておきましょう。タッチパネル機能は無くてもパソコンは使えますが、あったほうがWindows 10の操作がしやすいのは事実です。

4 画面の表面処理

画面の表面処理が光沢だと、一般的に白や黒がはっきり表示され色にメリハリがあり鮮やかに見えます。しかし、自分自身や蛍光灯といった周囲の物が映り込みやすい欠点があります。外出先で使うことが多いモバイルノートの場合、「意外に見づらい」と思う機会が増えるかもしれません。

一方、非光沢の画面は周囲の映り込みが少ないものの、光沢画面のような色の鮮やかさはありません。ぜひ実際に店頭で画面を見て確認してみてください。

CPUは最低でも「Core m3」以上を

●CPU

最近のパソコンは、多くがIntelのCPUを搭載しています。CPUには「Core」「Celeron」「Atom」といった種類があり、「Core」シリーズが最も高性能です。

Coreシリーズには、ノートパソコン向けの「Core i」と、低消費電力で動作する「Core m」に分類されており、Core iシリーズの方が性能は高くなります。

Core iやCore mに続く3/5/7という数値がグレードを示しています。「Core i7」「Core m5」と表記され、数値が大きい方が上位モデルです。

CPUの型番には、その後に「6700」というように4桁の数値が続きますが、これはモデル名を表しています。千の位がCPUの世代です。最新のCore iやCore mには6000番台の数値が与えられています。百桁以下で種類を表し、数値の大きい方が高性能となります。

以下のように覚えておくとCPUでパソコンを選びやすいはずです。

Core i7>Core i5>Core i3>Core m7>Core m5>Core m3>Celeron>Atom

最近のパソコンが搭載するCPUの性能は高いため、メールやWeb、動画の閲覧といったモバイルノートパソコンで行う通常作業であれば、CPU性能はさほど必用としません。ただしCPUの動作周波数やコア数、キャッシュの容量といったスペックが貧弱だとごくまれに処理に待たされることがあります。外出先で作業する場合は時間がないケースも多いので、その待ち時間を負担に感じることも少なくありません。したがって今買うなら最低でもCore m3を搭載するパソコンを選びたいところです。

●起動ドライブ

以前はハードディスク駆動装置(HDD)が使われていた起動ドライブですが、最近のモバイルノートのほとんどはソリッド・ステート・ドライブ(SSD)を搭載します。SSDにはSerial ATAとPCI Expressの2種類の接続方法があり、PCI Express接続のほうが高速です。

SSDはデータを上書きしないという書き込みの仕組みから、総容量の半分程度に保存容量を抑えておくのが上手な使い方。そのため容量は余裕をもって選びましょう。Windows 10はOSだけでも約20~30GB程度ほどディスクの領域を利用するため、128GBではなく256GBを選びたいところです。

メモリーは後から増設できないモデルも多い

●メモリー

最近のノートパソコンは、昔と違い、メモリーの増設や交換ができないモデルが増えています。そのため、メモリーは最初から多く搭載するパソコンを選んだほうが安全です。Windows 10を使いこなしたい場合は、メモリーは8GB以上あるパソコンを選びましょう。

●端子

モバイルノートはサイズの制限があるので、大型のノートパソコンに比べて、端子の数が少なくなります。ビジネスに使う場合は特に、USB端子の数や画面出力端子の種類や数が、自分の利用用途に一致しているか確認しておきましょう。自宅で大きなディスプレーに接続して使いたい場合、端子の種類が合わないと別途変換コネクターを買わなければいけなくなったりして、余分な出費がかさむことになります。

2in1タイプのパソコンにはUSB端子が少ない製品や、最新のUSB Type-Cコネクターで実装する製品もあります。USB Type-Cコネクターの場合、広く使われているUSB Type-Aコネクターの機器をつなげるには変換アダプターが必用になるので注意が必要です。

●キーボード

モバイルノートのキーボードは、大型ノートに比べてどうしても小さくなりがちです。キーボードの比較は、一般的に「キーピッチ」と「キーストローク」を目安にします。キーピッチはキートップの幅と間隔を合わせた数値。19mmが一般的ですが、モバイルノートは17~18mmと狭くなります。キーストロークは、キーを押したときの深さ。数値が大きいほどキーを深く押し込めることになります。キーピッチが広くて、キーストロークが深いほうがストレスなく入力ができるといわれていますが、このあたりは好みの問題にもなるので、実際に店頭でエディターソフトを起動し、文章を打ってみるといいでしょう。

セキュリティーを重視するなら、生体認証機能にも着目したいところです。指紋認証や顔認証、瞳の模様を判別する虹彩認証機能があると、パスワードに比べてセキュリティーの安全度は増しますし、Windowsのログオン時にパスワードの入力が不要となるので手間も省けます。

◇   ◇   ◇

以上、モバイルノートを選ぶときにチェックすべき項目を解説しましたが、もしCPUの種類、SSDやメモリーの容量などが満足できる仕様のノートパソコンが店頭で見つからない場合は、メーカーの直販サイトをのぞいてみてください。製品によってはカスタマイズモデルが設定されており、CPUの種類や、起動ドライブやメモリーの容量などを変更できるようになっています。そこで自分の用途に合わせて変更すればいいでしょう。

(ライター 田代祥吾)

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