枠なし、回転、袋付き、常識外れの個性派手帳が続々
こんな「手帳」が欲しかった
「枠なし」「回転」「袋付き」……。これまでの常識を大きく覆す超個性的な手帳の発売が相次いでいる。
メモを書き込むスペースが増えるなど、自由度が増しているのも手帳の最新トレンドの一つだが、その"究極"ともいえるのが「VISUALIFE(ビジュアライフ)」(ART PRINT JAPAN)だ。
自由に書き込める超シンプル手帳
中央に日付が横1列に並んだシンプルなレイアウトで、下段のメモを除けばあとは完全なフリースペース。一直線につながった1カ月を俯瞰するというのは新鮮な感覚だ。日付から線を引き出して予定を記入したり、地図やイラストを描いたりと、まさに「枠にとらわれない」使い方ができる。ガントチャートとしての機能も十分。日々の予定はもちろん、大まかな目標やアイデアを自由に書き込むのにも向いている。見開きの月間ブロックページもある。サイズはA5に近い。
手帳を回転させて予定を切り替える
手帳の向きを自由に変えて使うのが「ブラウニー手帳」(ブラウニー)だ。横の状態では週間バーチカルとして使え、最大で8時~21時までの予定を入れられる。縦に回転させた場合は1日7件程度の予定を時刻付きで入れられる。仕事とプライベートなど複数の予定を1冊で管理できるのは便利だ。縦横でガントチャートにも使える月間ページの他、年間ブロックが5つあるのもユニークだ。
収納に特化した"袋"付き手帳
ページにものを自由に入れられる手帳もある。「ふくろダイアリー」(デザインフィル ミドリカンパニー)はその名の通り、各ページが袋状になった商品。見開き2週間タイプで、右ページが袋状になっている。テレビで紹介され、一時品薄になった。買い物した際の領収書を入れて家計簿代わりにしたり、ダイレクトメールやチケットを入れて普段から持ち歩くのもいい。袋ははがきが入るサイズ。カバーは厚く、ゴムバンド付きなので中身を入れてもしっかり留められる。
そば、温泉…。趣味の"ログ"を記録する
「ワナドゥ!!手帳」は趣味などに特化した、ロフト・オリジナルの人気手帳。自転車、釣り、日本酒、ヨガ、ガーデニングなどテーマは幅広く、すでに77種類も販売されている。例えば「温泉」では、訪れた温泉の所在地などの情報はもちろん、湧出量やpH値、適応症(効能)を書き込む欄があるなど、かなりマニアックだ。
めくっても消えない 不思議なカレンダー
「ななめのノート」(大成美術印刷所)は、斜めに裁断した面に1年のカレンダーが常に表示されるメモ帳。メモ部分にもカレンダーが印刷されており、紙を何枚めくっても断裁面にカレンダーが残る特殊な技術を採用している。本体は5mm方眼のメモ帳で、見開き2カ月で月間ブロックの小冊子が付属する。デスクの上で使う、カレンダー兼メモ帳としても重宝しそうだ。
(日経トレンディ編集部)
[日経トレンディ2015年12月号の記事を再構成]
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