100均キッチン用品、○○いらずで効率アップ

家事がラクになるアイデア調理グッズは数多くあるが、100円ショップで目立ってきたのが「○○いらず」になる商品だ。

"電気いらず"でフルーツジュースを作れるのが「手もみジューサー」（キャンドゥ）だ。シリコーン製の袋で内側に複数の突起があり、中に入れた果物を効率的に手で潰すことができる。作れる量はそれほど多くはないが、イチゴと牛乳、バナナと豆乳などを入れて袋をもむだけでジュースを簡単に作れた。容量が少ないので、濃いめに作って牛乳などを足すのがよい。

"しょうゆ差しいらず"にできるのが「しょうゆボトルキャップ」（ダイソー）。市販のしょうゆボトルのキャップと取り換えるだけで、ボトルそのものをしょうゆ差しのように使える。大小の注ぎ口があるため調理にも向いている。

米を保存して使う分だけ計量する米びつをなくしてしまえるのが「お米保存 ペットボトルキャップ&ロート」（ダイソー）だ。ペットボトルのキャップとして使い、冷蔵庫で米を保管できる。内側のキャップ部分は米を計量する注ぎ口になるほか、中身を詰め替える際の漏斗にもなる。外側のキャップは計量カップになっており、冷蔵庫から取り出して米をすぐに量れるため非常に便利だ。

「皮入れケース付き皮むき器」（ダイソー）は透明なカバーが付いたピーラー。むいた野菜の皮がケース内に入り込む仕組みだ。透明な蓋の部分を開けて中身を捨てるだけと、後片づけは非常にラクだった。ただ、容量が少ないので、大量に皮むきする場合はこまめにゴミを捨てる必要がある。

「ワイン温度計」（ダイソー）はワインボトルに付けられる温度計。フィルム部分に4～24℃までの数字が表示される。ワインの種類による飲み頃の温度がフィルム部の上下に印字されている。ボトルを見るだけで飲み頃の温度がすぐにわかるのは便利だ。

「多用途オープナー」（ダイソー）は4通りに使えるオープナー。ペットボトルのキャップやプラスチック容器、缶詰などを簡単に開けられる。爪を伸ばしている女性や握力が落ちたシニアなどが特に重宝しそうだ。ぴったりと閉まったプラスチック容器の蓋や、爪を入れにくいプルトップの蓋にも使える。

「クッキングスタンド」（キャンドゥ）は菜箸やお玉、鍋の蓋など、調理中に置き場所に迷ってしまうものを"ちょい置き"できるスタンド。タブレットを立てて、ウェブサイトのレシピを確認する用途にも使える。複数のくぼみがあり、さまざまな調理器具を立てたり置いたりできる。土鍋の蓋も立てられるので鍋料理でも役立つ。

「手巻き寿司セット」（キャンドゥ）は手巻きすしを簡単に作れるシート。のりと酢飯、タネを載せたら折り目に沿って全体を巻くだけで出来上がり。初めてでもうまく巻くことができた。シート2枚に加え、小さなしゃもじが付く。

（日経トレンディ編集部）

[日経トレンディ2015年11月号の記事を再構成]