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直販投信立ち上げて「心は晴々、財布は寒々」 独立系3社トップが語る直販投信の内幕(上)

2015/11/2

日経マネー

 「日本に長期投資を根付かせたい」との思いから誕生した「草食投資隊」。セゾン投信社長の中野晴啓氏、コモンズ投信会長の渋澤健氏、レオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏が、『日経マネー』鼎談を機に結成したものだ。今回はこの3人に、経営者として直販投信の内幕を語ってもらった。1回目は、それぞれの投信の概要や、直販投信会社の立ち上げに至ったきっかけなどを紹介する。

──まずは自己紹介を兼ねて自社の投信自慢をお願いします。

中野 それでは若輩ですが、設定年順で……。セゾン投信は独立系の直販では唯一、「世界分散投資」にこだわった投信を運用してきました。 一般的に分散を謳いながら国内外の比率が半々になっているバランス型投信が多いのですが、我が社の「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」と「セゾン資産形成の達人ファンド」は国内資産の比率が世界経済の実態に合わせて低めです。つまり過度な日本偏重を排除してきました。

 この2本は、他の複数の投信に投資する「FoF(ファンド・オブ・ファンズ)」という形態です。前者は株と債券がほぼ50%ずつでインデックス型投信を、後者はアクティブ型の株式投信をそれぞれ組み込んでいます。なお、2015年9月11日から、セゾン・バンガードの信託報酬を0.05ポイント引き下げて、0.69±0.03%としたところです。

なかの・はるひろ 1963年東京都生まれ。87年に明治大学商学部を卒業、西武クレジット(現クレディセゾン)入社。グループの金融部門での資産運用業務を経験。投資顧問事業を立ち上げる。クレディセゾンインベストメント事業部長を経て、2006年にセゾン投信を設立。07年から現職。草食投資隊の「次男坊」。「積み立て王子」の異名も持つ

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