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大手も参入 コツコツ投資の味方「直販投信」の魅力

2015/10/26

日経マネー

 証券会社などを通さずに、運用会社が個人に直接販売する「直販投信」。1999年設定の「さわかみファンド」以降、数々の直販投信が誕生した。主要8社の資産残高は5000億円に達し、個人の長期投資を支える。直販投信の歴史を振り返り、その魅力を追った。

 「直販投信」とは、運用会社が個人に直接販売する投資信託である。証券会社など金融機関を介さないので販売手数料は掛からない。複利効果を得るため分配金は出さないか、決算頻度が低いものが多い。

 現在8社の残高は5000億円に達する。FoF(ファンド・オブ・ファンズ)を採る一部の投信が他の直販投信を買っているので重複があり、金融機関を介した間接販売分も除くと、純資産残高の合計は4700億円前後とみられる。

注:純資産総額は2015年9月8日現在。上記円グラフは8社が運用する投信の残高の単純な合計値。FoFによる重複や、間接販売の投信も含んでいる

 これは独立系運用会社に投じた“賛成票”だ。手数料を稼ぐために回転売買を図ったり、売れ残った銘柄で投信を作ったりと、個人を置き去りにしてきた、かつての金融業界への“反対票”ともいえる。直販投信は毎月分配型が大旋風を巻き起こした過去10年余りにコツコツと支持者を増やしてきた。

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