ネパール大地震、奥地の現状を伝える生々しい写真
ネパール大地震の日、山岳ガイドで写真家のデーブ・モートン氏は東部にあるシェルパの村、ターメを訪れていた。
地震が襲ったそのとき、彼はシェルパの家でランチを食べていた。モートン氏はその一家にしたがって外に飛び出し、簡素な家が壊滅する様子を目にした。それから数日間、余震が続くにもかかわらず、モートン氏はターメとクーンブ谷にある村の被災状況を記録した。
ネパールの人々が結束してがれきの中から人を助け、ごみを片付け、村を再建し始めると、彼は山の人々の回復力に感銘を受けた。「村の再建に何年もかかるでしょう。つまり、しばらくはテントや仮の住まいで暮らすことになりますが、それでもほとんどの村は再建を目指しています」とモートン氏は言う。
「ここにあるのはネパールの山村でいま起こっていることのありのままの姿です」(モートン氏)
(文 Brian Clark Howard、写真ギャラリー Mallory Benedict、日経ナショナル ジオグラフィック社)
[ナショナル ジオグラフィック ニュース 2015年5月1日付]
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