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「ひとり旅館」「ひとり居酒屋」を快適に過ごす知恵

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日経ウーマンオンライン
こんにちは。Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/CONECTA代表、池田千恵です。
 独身、既婚、家族と同居、ひとり暮らし、子育て中…。どんな状況にあっても精神的、物理的に「ひとり」の時間を作ることはできます。「ひとり力」をつけることで、ほっとしたり、リフレッシュしたり、リラックスしたり、将来のことを楽しく想像したり、今までの振り返りをしたりできるようになれば、慌ただしい毎日も、心穏やかに過ごせるようになります。本来のあなたを、あなた自身の手に取り戻すひとつの手段が「ひとり力」をつけることです。
 今回は、ひとりで行きにくいけど挑戦してみたい場所へ行くためのコツについてお伝えします。

人はたいしてあなたのことを見ていない

「ひとりが寂しい」

「休みの日に何も予定がないのが寂しい」

「友達からメールが来ないのが寂しい」

「ひとりでご飯を食べるのが寂しい」

そんな経験、誰にでも1度はあることでしょう。

手元にあった「大辞林」で「寂しい」の意味を調べてみたところ、「あるはずのもの、あってほしいものが欠けていて、満たされない気持ちだ」と書いてありました。でも、過去を振り返ったときの「寂しさ」を冷静に分析してみると、辞書の意味のような「寂しさ」とは少し違う場合があります。「寂しいと周囲に見られている自分が嫌」という気持ちを「寂しい」と勘違いしている場合が多いのです。

つまり、

・寂しい人だと思われるのが嫌

・誘いを断って付き合いが悪い人間だと思われるのが嫌

・「ひとりでご飯を食べに来るなんて、何があったのだろう」と、お店の人や店内のお客さんに推測されるのが嫌

というように、他人からの目を気にしているわけです。

それだけ周囲の目を気にしていても、実は自分で思うほど、人は他人のことなど気にしていないことがほとんどです。私も経験がありますが、前髪を切りすぎてしまったり、眉毛を抜きすぎてしまったり、あごに大きなニキビができてしまったり、寝不足でクマができているときって、すごく気になりますよね。気にするあまり、自分から「昨日前髪切り過ぎちゃって…」などと、人に話しがちです。

でも、それを聞いた相手は、あなたがそうやって伝えたことによってはじめて、前髪が短いことや、眉毛が薄いこと、あごにニキビができていること、クマができていることに「あ、そういえばそうだね」と気付くものです。

言わなかったらずっと気が付かないで済んだのに、わざと自分の格好悪いところをさらしてしまうのは、「最初に相手にそう思われたくない」と自分を守る予防線にすぎないのです。しかも、予防線をはったつもりが、逆に格好悪いところを浮き彫りにさせてしまうという、やぶへび状態に…。

あなた自身がひとりでやってみたいことには躊躇しない

人はたいしてあなたのことを見ていないのに、勝手に「そう思われたら嫌だ」と感じて遠慮し、自分の本当の欲求を抑えてしまっているのなら、それはとてももったいないことです。あなたの時間は、そのままあなたの命です。私たちは、"生きている"と思いながら、死ぬことに向かっているのです。だったら、人にあれこれ思われることを気にする前に、自分の命をどう使うかを考えるチャレンジをしてみませんか。

アクティブに孤独を楽しむことができるようになれば、ひとりも怖くないし、みんなでいる時間もより楽しめるのではないでしょうか。

そこで今回は、ひとりで行くことの難易度が高いけど一度はみんな憧れる「ひとり旅」と、「ひとり外食晩ごはん」に焦点を当て、アクティブ孤独のためのちょっとしたコツをお伝えします。

先日、私塾として2012年より開催している「働きウーマンに贈る私であるための企画力講座(iプラ)」卒業生に集まってもらい、「ひとり力」について自由に語ってもらう座談会を開催しました。iプラ卒業生は自分でどんどん人生切り開くタイプが多いのですが、それでもやっぱりハードルが高いのは「ひとり旅」で旅館に泊まる場合とのことでした。

旅館の女ひとり旅は、旅館の人に予防線をはっておこう

その理由は自分の心の問題というよりも、旅館の意識が未だに「女性ひとりで泊まるなんて、もしや、自殺するのでは…?」と考えているところが多いからだそうです。女性ひとり旅用のツアーも組まれるようになっているし、自殺者は男性のほうが多いというデータもある昨今、そんなわけないでしょ、と思ったのですが、イメージで偏見をもたれてしまうことはけっこう多いようです。メジャーな温泉宿はそうでもないですが、あまり知られていない旅館ほど、女性1人で宿泊することに対する抵抗があるとのこと。

残念ながら、こればかりは自分の意識をどう変えても対応できない問題です。時代の流れとともに偏見はなくなっていくことだと思いますが、それまで、ということで割り切り、「自殺と思われないための予防線」を、自らはっておく作戦でいきましょう。

今回の座談会では、こんなコツがでました。

・事前にネットなどで予約してからいく(突撃して当日宿泊をすると怪しまれる)

・次の日のお土産を、到着した日に買っておく

・次の日に行くためのおすすめアクティビティ、おすすめの観光名所を旅館の人に聞く(自殺する人は、次の日のことは聞かないと思うから)

確かに、「次の日の予定がある」というのは一番の強みかもしれない、と、妙に納得しました。明日がある人にはアクティブな孤独を感じるものですよね。

ひとり外食晩ごはんは、あえて周りと仲良くなろう

カフェなど、女性ひとり客が多い場所でのひとり晩ごはんは経験済みの方も多いでしょう。では、飲み屋さんや定食屋さんとなると、とたんにハードルが上がりますよね。

ふだんひとりではなかなか行かない場所だからこそ、ひとりで行くことによって出会いは増える可能性があります。前回もお知らせしましたが、夜はもともと、ひとり時間をつくるのが難しい時間帯です。だったらいっそのこと、知らない人と仲良くなる時間として活用するのもひとつの手です。「ひとりでいるから目立つ」ことを逆手に取るのです。

iプラ卒業生のNさん(東京在住 30代 既婚)は、仕事柄毎週のように地方出張があるそうです。Nさんはお酒が飲めませんが、飲み屋さんや定食屋さんが大好き。入りやすいチェーン店ではなく、あえて、ハードルが高い地元に根付いた居酒屋に入ることが多いということ。ひとりで入るからこそ、お店のマスターや地元のおじさんと仲良くなることができ、地元の情報をいろいろ教えてもらうことも多いそうです。

飲めないのにひとり居酒屋という高いハードルを軽々と越えるひとり力上級者の彼女に、ひとり晩ごはんデビューの極意について聞いてみたところ、次の2つがポイントだと教えてもらいました。

・カウンターがあるお店を選ぶ

・カウンターの、マスターやおかみさんの近くに座る

仕事帰り、ひとりでスーツを着てカウンターに座る女性は珍しいので、マスターやおかみさんが、何かしら声をかけてくれるそうです。

「どこからきたの?」

「仕事なの?」

といったように。

するとだんだん、マスターやおかみさんと仲が良く、ひとりでいる常連のおじさんと仲良くなったり、そこから波及して周りのお客さんとも話ができるようになったりして、行きつけのお店が増えていくそうです。

女性がひとりで夜を楽しむとき、恋愛を期待していないのに男性に声をかけられたりするとちょっと迷惑だったりしますが、最初にマスターやおかみさんと仲良くなっておくという予防線をはることで、恋愛目的の男性が寄りつかないというメリットもありそうですね。

「ひとりで寂しいと思われたらどうしよう」と思いわずらうことなく、やりたい! と思ったことを堂々とやってみましょう。 やらなかった後悔は、ずっと心の底にこびりついて残りますが、やってしまった後悔は、あとで良い勉強になった と思うはずです。

池田千恵(いけだ・ちえ)
Before 9(ビフォア・ナイン)プロジェクト主宰/ CONECTA代表。図を活用した思考整理/情報発信/時間管理/目標達成手法を著書や講演、企業研修などで伝えるかたわら、朝9時までの時間を有効活用するための早朝セミナー「Before 9プロジェクト」を2008年より開催。ベストセラーとなった『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)は、朝4時に起きる「ヨジラー」急増のきっかけとなる。『「ひとり時間」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)、『朝活手帳』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など時間管理に関する著書多数。

[nikkei WOMAN Online 2015年5月8日付記事を基に再構成]

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