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退職金は平均1747万円、4年で7%減 8000人調査

2015/4/27

日経マネー

 退職一時金は平均1747万円で、半数以上の人が、退職金を受け取ってから3カ月以内に投資を決断している――。フィディリティ退職・投資研究所の調査で、アベノミクス以降の退職者の投資行動が明らかになった。2011年の調査と比べると退職金は7%減少。その一方で、アベノミクス相場により65.5%が評価益を得ている。

 フィデリティ退職・投資教育研究所は、「退職者8000人調査」の2015年版の結果を3月にメディアに公開した。調査は60~65歳の退職者で退職金をもらった人が対象(回答者数は8630人)。この調査は11年2月にも実施しており、相場環境は相当違うが、両方の結果を見比べると意外にも退職金運用の実態にはほぼ変化がないことが分かる。調査は会社員と公務員に分かれているが、ここでは全体で見ていこう。

 ほとんどの人は退職金を一時金で受け取っており、その使途は5割強が「生活費」、2割が「ローン返済」なのは11年も15年も一緒。だが「退職金の額」(図表1)の平均値は15年は1746.9万円と、11年の1873.5万円に比べ7%ほど下がっている。野尻哲史所長は「退職者の所得自体が低くなっていることが原因か」と語る。

出所:フィディリティ退職・投資教育研究所「退職者8000人アンケート」(2011年調査、2015年調査)。以下同じ

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