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ワーママの出張デビュー カギは夫と上司への根回し

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毎日をこなすだけで精いっぱいのワーママの皆様。保育園の手配や仕事のスケジューリング、毎日のアレヤコレヤでジャグリングな日々を送っていると思います。時短勤務の利用などで、できるだけ家庭や育児についての可処分時間を増やそうと頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

「あの人は残業も出張もできない」というレッテルをはがす

時間効率を高めて生産性を上げる、できるだけ無駄な残業はしない、無駄な移動時間を取らない、これはワーママの鉄則です。だけど、なんだろう、「あいつはミニマムだ」とレッテルを貼られるのは何となくしゃくじゃないですか。

「あの人は、残業と出張はダメな人だ」というレッテルを、そのままにしておくか、少しずつはがしにかかるか、これは戦略です。もちろん、ある一定の時期、残業も出張も絶対しないと決めることも「あり」だと思います。

でも、一歩踏み出して、少しずつ、平日の飲み会、日帰りの出張、そして泊まりの出張へと自分の枠を大きくしていくのもいいんじゃないかと思うのです。カバーされる側から、カバーする側にも少しずつ回ってみる。トライしてみてもいいんじゃないかと思うわけです。

祖父母の力を借りる、夫に頑張ってもらう…手はある

私が初めて宿泊を伴う出張をしたのは、子どもが2歳になってから。確か、親(実の母)に泊まりに来てもらったと思います。親に来てもらうなんて無理という方は、どうにか旦那様に頑張っていただきましょう。

(1)送り
(2)お迎え
(3)夕食などのお世話
(4)お風呂
(5)寝かしつけ
(6)翌日の朝食などのお世話
(7)保育園準備
(8)翌日の送り
(9)翌日のお迎え

これを全部やってもらうことになります。夫にとっては、1日シングルファザーというわけです。

根回しにもコツがあります。

「出張できます」の第1ステップ: 夫への根回し

パートナーに「1泊出張しても、大丈夫?」と、確認しましょう。そして先ほどの9つのプロセスをすべてやるイメージを持ってもらいます。もし「全部は無理」であれば、サポートしてくれる人を探しましょう。

自分の親、夫の親、兄妹、シッターさん、近所の人。9つのプロセス、全て違う人に担当してもらってもいいかもしれません。夕食や朝食は作っておいたり買ったりすることで負担の最小化が可能です。行き先によっては、初日の送りと、翌日の迎えは、自分でできるかもしれません。

夫が宿泊出張をしている場合は、そのときに自分がどのように切り抜けているかをシェアするいい機会でもありますね。

「出張できます」の第2ステップ: 上司への根回し

当然のことながら、出張は好きなときに好きな場所に行けるものではありません。まずは根回し。上司に「私そろそろ出張行けますよ」と、それとなく伝えておきましょう。出張には、おいしい出張と避けたい出張の2種類あるんじゃないかなと思います。

みんなが避けたいなと思っている貧乏くじっぽい出張こそ、ぜひ、「私、あれ、行けますよ」と、さりげなく伝えましょう。

「出張できます」の第3ステップ: お子さんのリスク管理

子どもはなぜか、「ここ一番、ママの勝負どき」という大切なときに熱を出します。大事なことなので2回言います。勝負時に必ず熱を出します。

「猫はこたつで丸くなる」のと同じくらいの確率で、「子どもはプレゼン前にかぜをひく」のです。ですから、プレゼン前、出張前などは、子どもがかぜをひく前提で、薬や保険証なども準備しておきましょう。

病気をする前提で万全の準備、例えば病院のカードを用意し、注意事項もメモにしておくことをお勧めします。保育園の呼び出しに対応可能な人の見当をつけておくのも重要です。

日帰り出張なら、全然問題なかったりする

出張先は割りと大都市が多いのですが、そこは日帰りできるのかどうかをあらかじめ把握しておくと、突然の「福岡行ける?」に即答できます。ちなみに、首都圏であれば新幹線で神戸までは日帰りが悠々可能です。また空港が市街地に近い福岡も日帰り圏内です。

広島は空港から市街地が遠いので微妙。仙台、新潟も新幹線で日帰りOKです。主要都市の駅や空港から市街地までどのくらいかかるのかを把握しておくといいでしょう。保育園のお迎えには間に合わないけど、それさえカバーしてもらえれば、実は日帰り出張のできる都市は多いのです。

また東海道新幹線の場合、電源が窓側に付いている場合が多いので、窓側を指定で取っておくと移動中にプレゼン資料に手直しなんていうのも可能です。この移動時間は超重要。JR東日本の新幹線は電源がない車両もあるので、注意が必要です。

出張のメリット(その1) 完全なる一人の時間が持てる

出張、特に宿泊を伴う出張の場合、出産後初めてくらいの、完全なる一人の時間を持つことになったりします。これがまた、至福のとき。家事をほとんどせず、ベッドに横たわるというぜいたくは、かなり久しぶりでしょう。

たまには、そのぜいたくに身を委ねてください。お疲れさま。寝過ごしにご用心。せっかくなら自腹でちょっといいホテルに泊まってみてもいいかも。子どもがいないときにできていたことを、ちょっとだけ取り戻してくださいな。

出張のメリット(その2) ママがいない時のテストになる

私たちワーママはいつも元気ハツラツ、というわけにはいきません。急な入院をすることもあるでしょう。二人目を授かれば、出産前後1週間は入院です。お互いの両親の入院のお手伝いだって急に発生するでしょう。

出張は、「ママが(一定期間)いなくてもまあ大丈夫」というテストマーケティングでもあるわけです。切り抜ければ、必ず、家族の自信につながります。

帰っていく所がある一人の時間は、幸せです。慌ただしい帰りの駅で、子どもにはもちろん、手伝ってくれた方々へのお土産を買うのを忘れずに。どんなに疲れても、とりあえずお土産を渡すときは、ありったけの笑顔で!

【らむねのDon't二の舞】

1:「出張できます」は、カバーされる側の人間からカバーする側にもなれるという示威行為。

2:もちろん、夫と上司への根回しが最優先です。

3:出張前や出張中、子どもは熱を出す前提で準備しておこう。

村山らむね
消費生活アドバイザー、産業カウンセラー、ファイナンシャルプランナー。1966年生まれ。埼玉県出身。慶應義塾大学法学部卒業後、東芝入社。都市開発・新規事業開発に携わりながら、「村山らむね」として個人HP「らむね的通販生活」を立ち上げ。2000年からイーライフにてウェブや企業SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のプロデュースを担当。2004年にスタイルビズ設立。経産省 消費経済審議会 特定商取引部会委員会や日経イノベーションアワード審査員など多数。2004年から「ワーキングマザースタイル」を運営。高校2年生の娘を持つ。

[日経DUAL 2014年12月9日付の記事を基に再構成]

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