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新キャラ登場に沸いた2014年 「エンタ番付」発表

日経エンタテインメント!

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NIKKEI STYLE

2014年のエンタテインメント(エンタ)界で大きなブームとなったものは…。日経エンタテインメント!が、毎年恒例の「ヒット番付」を選出した。この番付は、テレビ番組、音楽、映画、本、ゲームソフトといったエンタテインメントソフトを対象に、セールス(視聴率、パッケージ売り上げ、イベント動員など)、新規性(業界にとって、自身にとってどれだけ新しい取り組みをしたか)、社会影響度(メディアへの露出、ファンやユーザーへの影響はどれくらいあったか)などに基づき、ヒットの度合いを評価したもの。

注目の横綱は「妖怪ウォッチ」と「アナと雪の女王」。両方とも、子どもだけでなく大人まで巻き込み、ビジネス的な成功もさることながら、ある種の社会現象ともなった作品。それでは両横綱の選定理由と、2014年に巻き起こったエンタ業界の新潮流について解説する。

横綱(西)『妖怪ウォッチ』:メダル1.5億枚出荷などの大ブームに

不思議な時計の力で、妖怪が見えるようになった主人公ケータと、妖怪たちの日常を描く『妖怪ウォッチ』。「妖怪メダル」は2014年12月末までに1.5億枚、腕時計型の玩具は250万個の出荷を予定する大ヒット。さらにゲーム『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』は300万本超出荷、コミックは405万部を発行(5巻累計)。2014年12月20日に公開となる映画の前売り券は80万枚を突破、アニメのオープニングとエンディング曲はオリコン週間チャートで1位2位を独占…とメディアをまたぐ一大ブームとなった。

原動力は店頭のカプセル自販機などで入手できる前出の「妖怪メダル」だ。腕時計型の玩具に装着して楽しむだけでなく、ニンテンドー3DS用のゲームと連動して遊べるなど、各メディア同士をつなげ、相乗効果でブームを拡大した。映画の前売り券にも限定メダルが付属。既に映画は2015年冬の2作目の公開を発表するなど、長寿人気となりそうだ。

横綱(東)『アナと雪の女王』:映画は2000万人動員、グッズも大ヒット

2014年3月に公開された映画は観客動員数2000万人、興行収入は日本歴代3位の254億円を記録。さらに、DVD&ブルーレイは300万枚超、関連書籍21冊で210万部とマルチにビジネスを展開。「アナ雪グッズ」は売れに売れた。

ヒットの最大の理由は、ディズニーが示した新たなプリンセス像だ。クラシックなプリンセスストーリーが持つ品のよさ、絢爛(けんらん)さを引き継ぎつつも、「悪い魔女」と「か弱いプリンセス」という定番の構図を一新。魔法を使える女王の姉と、姉思いで活発な妹との心の交流を描いた。エルサが歌う『Let It Go~ありのままで~』は、自分らしさを大事にする主人公の姿が共感を得て、サントラもミリオンに。親や祖父母の世代が子や孫と共に歌い、動画サイトにデュエット映像を投稿する例も続出。ピアノ楽譜まで35万部も売れた。

東京ディズニーリゾートに関連施設が2017年にオープン。「アナ雪」ブームは2015年以降も続きそうだ。

2014年の新潮流(1) シリーズより新作

2014年の人気者たちを俯瞰(ふかん)すると、3つの流れが浮かび上がる。と同時に、時代はどこに向かって流れているのかを知るヒントにもなりそうだ。

横綱は『アナと雪の女王』と『妖怪ウォッチ』。2013年の『半沢直樹』『あまちゃん』と同様に意外な作品が並んだ。映画『永遠の0』は戦闘機乗り、『村上海賊の娘』は女性海賊が主人公。最近のヒット作にはない内容だ。

スポーツでは、羽生結弦、錦織圭、サッカーの武藤嘉紀。バラエティー界では日本エレキテル連合、ウーマンラッシュアワー、ざわちん。2013年までほとんど知られていなかった人たちが一気に人気者になった。はずれのないシリーズモノやおなじみを選ぶ安定志向に変化が生じている。

2014年の新潮流(2) 物語よりキャラクター

2014年は新しいキャラクターが世の中に飛び出した年でもあった。『アナ雪』のアナ、エルサ、オラフはクリスマス商戦の目玉だし、『妖怪ウォッチ』のジバニャン、ドンヨリーヌ、わすれん帽など数百のキャラクターメダルを集めるのに子どもたちは必死だ。ゲームの『LINE:ディズニー ツムツム』では、モチーフとなったぬいぐるみが300万個以上売れている。

キャラ人気の背景にはビジネスモデルの変化がある。作品を売るのがエンタテインメントビジネスだが、それだけで商売するのが難しくなり、登場キャラクターを商品に展開して売り上げを伸ばそうとしているからだ。

コンサートやイベント会場でも、キャラクターグッズは大人気。ゆるキャラ人気は今も続く。今後もストーリー以上にキャラクター開発に力が入ることになるだろう。

2014年の新潮流(3) 鑑賞するより参加したい

1番の変化は、観客が関与できるかどうかで作品を評価するようになったことかもしれない。単に鑑賞するだけでは自分の存在価値が薄いので、参加して特別なつながりを求めているのだ。

『アナ雪』では映画を見ながら歌う上映回が登場し、テレビアニメでも映画館で一緒に楽しむイベント上映が広がっている。体操を覚えるための映像がアップされているのは『妖怪ウォッチ』だ。AKB48の握手会では傷害事件が発生したが、それでも握手会人気が下がることはなかった。参加への仕組みが用意できた作品にこそ大ヒットへの道が用意されている。

(日経エンタテインメント!編集部、本誌編集委員 品田英雄)

[日経エンタテインメント! 2015年1月号の記事を基に再構成]

[参考]日経エンタテインメント! 2015年1月号(2014年12月4日発売)の総力特集は「2014ヒット総まくり」。2014年のエンタテインメント業界において影響のあった作品や人物などを番付化し、ヒットの要因について詳しく分析する。インタビューには嵐のほか、V6の岡田准一さん、吉高由里子さん、渡辺麻友さんが登場。さらに正月映画ガイドや海外ドラマの最新トレンド分析など盛りだくさん。

日経エンタテインメント! 2015年1月号

編集:日経エンタテインメント!
出版:日経BP社
価格:600円(税込み)

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