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野菜くずがお宝に 栄養満載のだし「ベジブロス」

2014/12/18

野菜くずで煮出したベジブロスは黄金色できれいに澄んでいる

 必要なのは、両手いっぱいの野菜くずに酒と水だけ。弱火で煮出せば、野菜のくずは次第に栄養満点の「お宝スープ」に姿を変える。この野菜から取るだしの「ベジブロス」には、「ファイトケミカル」という機能成分が満載なのだ。

 「抗酸化作用があり免疫力を向上させる効果もあるとされるファイトケミカルには、近年注目が高まっています」(順天堂大学大学院教授の白澤卓二さん)

 野菜の細胞内にあるファイトケミカルは加熱によって細胞外へ溶け出す性質がある。ベジブロスなら、生野菜ジュースよりも効率的に摂取できるのもメリットだ。

 「皮やヘタ、種など、食べられないと捨てていた部分に、実は野菜の栄養が凝縮されています」(白澤さん)

 皮は土の中の害虫や細菌、紫外線から身を守るために、種やヘタはこれから成長するために、栄養が詰まっているのだ。「従来、くずとされてきた部分にこそ野菜の底力があるのです」(白澤さん)。

 さまざまな野菜の、あらゆる部位を「ベジブロス」に変身させることで、野菜の栄養を余すところなくいただこう。

■ベジブロスのここがすごい

(1)料理のおいしさを引き立てる「だし」として活躍

 魚や肉から煮出すパンチのあるだしではなく、野菜ならではの甘みや風味が染み出した、まろやかな味わいが特徴。和食でも洋食でもどんな料理にも使え、味に深みが出る。

(2)野菜を有効活用できる

 ベジブロスの材料は、野菜の皮やヘタ、根元といったいつもは捨てている野菜の「くず」。ベジブロスによって野菜をほぼ丸ごと活用できるため、無駄をなくすことができる。

(3)免疫力がアップ

 ベジブロスのだしに含まれる植物由来の成分「ファイトケミカル」には、免疫細胞の働きを高める作用がある。スープだから、体が成分を吸収しやすいのも利点だ。

(4)抗酸化力がアップ

 強力な抗酸化力を持つといわれるファイトケミカルは、人の体を老化させる最大の要因、活性酸素の働きを抑えてくれる。老化のブロックにも一役買うのだ。

(5)抗がん作用も期待できる

 「ベジブロスのファイトケミカルには、ビタミンやミネラルだけでは補い切れない強力な抗がん作用がある」(白澤さん)。細胞のがん化を防ぎ、増殖を抑える効果も見込まれる。

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