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退職後の健康保険、どうすればおトク?

 

2014/10/27

日経ウーマンオンライン

 職場で賢く生き抜くために知っておきたい「ワークルール」と「お金」をテーマに、社会保険労務士の佐佐木由美子氏がそれぞれの「対処法」をお伝えします。社会保険や税金のことなど「すべて会社任せ」という方は多いはず。しかし、転職活動など様々な理由で仕事を辞めたら、自分で手続きをしないと保険証を使えない「無保険状態」に陥ってしまいます。将来に備えて、会社を辞めた後の社会保険について考えておきましょう。

■退職したら健康保険はどうなるの?

 働いているときは、健康保険について「特に、気に留めていなかった」という方が多いのではないでしょうか? それもそのはず、入社したら会社が「健康保険被保険者証」(保険証)を用意してくれ、病気になったときは病院の窓口に保険証を出して受診する、くらいだったかもしれませんね。

 しかし、会社を辞めると、自分で手続きをしない限り無保険状態になってしまいます。つまり、病院に行っても保険証がないので、100%自費で医療費を支払わねばならないのです。これでは、困ってしまいます。

 そうした事態に陥らないためにも、退職後にどのような選択肢があるのか、考えてみましょう。

 会社を退職後、すぐに再就職先の健康保険に加入しない限り、次の3つからいずれか一つの選択肢を選ぶことになります。

(1)退職前の会社の健康保険に引き続き加入する(任意継続被保険者になる)
(2)お住まいの市区町村の国民健康保険に加入する
(3)家族の扶養となり、家族が加入する健康保険の被扶養者になる

 ただし、任意継続と被扶養者になるには、それぞれ一定の要件を充たす必要があります。

■任意継続をするなら、退職後早急に手続きを

 任意継続被保険者になるには、退職前に継続して健康保険の被保険者期間が2カ月以上あることが条件となります。しかも、退職日翌日から20日以内にご自身で手続きをする必要があります。詳しい手続きはお住まいの協会けんぽ支部(健康保険組合加入者の場合は各健康保険組合)で相談してください。

 健康保険料は、在籍時は会社が半額を負担してくれていましたが、退職すると会社が負担していた分と合わせて全額自己負担となるため、必然的に保険料は上がってしまいます。

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