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在宅勤務の本格化から約半年でメリットを実感する人が増えてきた(写真はイメージ) =PIXTA

在宅勤務の本格化から約半年でメリットを実感する人が増えてきた(写真はイメージ) =PIXTA

「ビジネスパーソン700人調査」では「在宅勤務・リモートワーク」をテーマに、働き手の意識変化を探った。今回の調査によると、緊急事態宣言中(4~5月)に在宅勤務を経験した人は76%で、その約9割が「今後も在宅勤務の継続を望む」と回答した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、在宅に切り替えたケースが大半だが、通勤負担の軽減をはじめ、様々なメリットを感じた人が多かったようだ。出勤の必要性について疑問を持つようになった人も多く、「コロナを機に働き方を変えたい」とした層は全体の7割強に上った。アンケート調査は、日経HRが「日経キャリアNET」登録会員を対象に、2020年7月30日から8月7日にかけて実施した。有効回答数は735人。

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新型コロナウイルスの感染が拡大した2月以降、在宅勤務を経験したか聞いたところ、76%が「経験した」と回答。開始時期は、政府が緊急事態宣言を出した4月上旬(35%)が最も多く、前後の時期(3月下旬が13%、4月中旬が12%)と合わせて約6割が3月下旬から4月中旬にかけての1カ月間に在宅へシフトしたようだ。緊急事態宣言中の在宅勤務の頻度については「週5日(勤務日すべて)」がおよそ半数を占めた。

在宅ベースの勤務続く、在宅+出社のハイブリッドも

在宅勤務制度の終了時期については「継続中」が62%で最多。アンケート実施時点(7月末~8月上旬)で在宅勤務継続中の人の在宅頻度は「週5日(勤務日すべて)」が41%を占めた。週1~4回の出社は合わせて約6割で、在宅と出社を組み合わせたハイブリッド勤務も広がっているようだ。

在宅勤務の経験者に、良かった点と悪かった点についても聞いた。良かった点については、5割強の回答者が通勤について言及。単に通勤にかかる時間が削減されるだけでなく、精神的、身体的ストレスの軽減を挙げる人も多かった。通勤がなくなることで時間や心に余裕ができ、仕事に集中できたり家族とより長く向き合えたりといったメリットがあったようだ。悪かった点としては、同僚らとのコミュニケーション不足やオンとオフの切り替えの難しさを指摘する声があった。

◆良かった点
・通勤による時間的、肉体的、精神的負担が減り、午前中の仕事がはかどった(54歳男性)
・通勤時間がなくなることで生活に余裕ができ、仕事も集中してできた(48歳女性)
・情報共有だけの、参加することに意義があるタイプの会議が少なくなった(56歳男性)
・周囲に妨害されず、仕事に集中できる(36歳男性)
◆悪かった点
・コミュニケーションが取りづらく、人との関わりから生まれるアイデアを出しづらかった(27歳女性)
・仕事部屋がないため、プライベートとの切り替えが難しく、残業しがちになる(42歳女性)
・会社が管理したがるので、業務報告書等の手間が増えた(50歳男性)
・仕事がダラダラと続く(44歳女性)
・移動が減って体を動かさないので運動不足になった(53歳男性)

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