古いスマホを「100均」で再利用 どんな使い方ある?
古いスマホやタブレットは、特定のアプリを入れて専用機として再利用する手がある。ここでは比較的シンプルな機能のアプリを中心に集めたので、古い端末でも軽快に動く。
専用機も顔負け! 据え置き音楽プレーヤー
アルバム画像や曲名を表示できるスマホは音楽プレーヤーとしても実力十分。アプリは無料で人気曲が聴ける「スポティファイ」で決まりだ。
5000万曲を擁する音楽配信サービス「スポティファイ」。無料ユーザーは数曲ごとに広告が入るほか、自由に選曲できず、スキップの回数などに制限があるものの、人気曲も聴き放題と太っ腹。スマホ内に保存した曲を聴きたいなら、オーディオメーカー製の「オンキヨーHFプレイヤー」はハイレゾに対応し、イコライザーなどの機能も十分でお薦め。
お気に入り写真を楽しむフォトフレーム
画面が大きなタブレットは、お気に入り写真をスライド再生するフォトフレームがうってつけ。「フォトゥー」はクラウドの写真にも対応する優れモノだ。
「フォトゥー」はスマホ内に加えクラウド上の写真にも対応したスライド表示用アプリ。演出効果や表示順などのカスタマイズの自由度も高い。画面のタップで設定の呼び出し、左右にスワイプで写真を戻る・進む。長押しで操作ボタンを表示。
見やすいLED風の据え置き時計
置き時計が欲しいなら「おしゃれLED卓上時計」。LED風の時計表示は時刻表示が見やすく、日付や曜日も表示もできる。
24時間表示、日付や秒数表示のオンオフ、LEDの色の変更など、自分の好みに合わせた設定が可能だ。
眠りを分析して快眠! 目覚まし時計
枕元に置いて睡眠サイクルを計測する「スリープサイクル」は、眠りの浅いタイミングで鳴らしてくれる目覚まし時計機能が秀逸だ。
睡眠中に枕元に置けば、スマホ内蔵のマイクまたは加速度センサーで寝息や動きを計測して睡眠サイクルを分析。睡眠の質をスコア化し、睡眠時間などの統計を取る。睡眠が浅くなって心地良く起きられるときに目覚ましを鳴らしてくれる。
常夜灯で夜でも安全&リラックス
スマホの画面を光源にして、夜間に足元を照らす常夜灯、あるいは手元を明るくする読書灯として使う手もある。
スマホを常夜灯代わりにするなら、アプリは「オーディオランプ」がお薦め。光源は緩やかに明滅するあんどん風が標準だが変更も可能。海や川、森、雨などリラックスできる音も流せる。画面をタップすればボタンは消える。
明るさを調整できる読書灯
「Ad-Free Reading Lamp」はアプリ起動時に画面の色と明るさを調整したら、「START」を押すだけで発光するシンプルな読書灯アプリ。広告表示がないのがうれしい。
いざというときはタッチパッドに変身
スマホがパソコンのマウス代わりになる「ユニファイドリモート」も便利。スマホをパソコンのタッチパッドとして使える。マウスが壊れたときなどの緊急対策として覚えておこう。タッチパッドと同様に1回タップでクリック、2回タップでダブルクリックになる。実はメディアコントローラーなども備える芸達者なアプリだ。
赤外線対応ならテレビリモコンに
古いアンドロイド端末なら赤外線対応のものも多い。その赤外線機能を生かしてテレビ用リモコンにする手もある。このアプリを使えば、スマホがテレビ用リモコンに早変わり。ソニーやパナソニックなど国内の主要メーカーに対応。ただし、赤外線対応の端末でも動作しないケースもあった。
防水仕様のお風呂テレビ
使用済みの古い端末なら故障も怖くない。防水ケースと組み合わせれば「お風呂テレビ」に早変わりだ。
写真の「VLC」アプリはDLNAに対応した多機能プレーヤー。防水ケースに入れたスマホはボタンが押しにくいが、画面上をスワイプして音量や明るさが調整できるのが便利。ただし、著作権保護規格の「DTCP-IP」には非対応なのでテレビ録画は再生できない。テレビ録画には有料の「ディキシムプレイ」や家電メーカーの専用アプリを利用するのが定番だ。
[注」活用の一例であり浴室での利用を推奨するものではない。結露によって故障する恐れがあるため自己責任で使用すること。
[日経PC21 2020年10月号掲載記事を再構成]
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