会社帰りにジム シューズ収納付きビジネスバック3選
特集 ジムトレーニングに活躍する注目グッズ(中)
「今年こそ運動をしよう!」と意気込んではみたものの、外を走るにはまだ寒く、なかなか第一歩を踏み出せないという人も多いのでは? そんな人はジムに通うのも一手。ジムであれば寒さや時間帯を気にせず運動できる。今回は、そんなジムトレーニングに活躍する注目グッズを、独自の視点でピックアップした。第1回はジムでも力を発揮する話題の厚底ランニングシューズを取り上げたが、第2回はそんなシューズの持ち運びに便利なビジネスバッグを紹介する。ビジネス向けデザインでありながらシューズ収納スペースを備えているため、仕事帰りのジム通いに最適だ。
収納力抜群で出張にも対応/エアー
シューズ収納スペースを備えたバッグはスポーツデザインのものが多い。そんななか、ビジネスでも違和感なく使えるバッグを展開しているのが、サンフランシスコ生まれのAer(エアー)だ。2014年のブランド創業時からシューズ収納スペースを搭載したビジネス向けバッグを提案しており、アクティブなビジネスパーソンやクリエイターから支持を得ている。
今回紹介するのは、スマートで効率的な旅行を実現するためにデザインされた「トラベルコレクション」の新作バックパック。もともと発売していた「Travel Pack 2」を小さめサイズに設計し、毎日の通勤や普段使いを可能にした。
バッグ底部にシューズ専用のコンパートメントを搭載。メインコンパートメントとは分離されているため、汚れた靴も安心して入れられる。
メインコンパートメントはコの字に大きく開くフルオープン構造で、スポーツ時の着替えなども収納しやすい。バッグ前面はオーガナイザーを搭載した大型ファスナーポケット、バッグ背面はクッション付きのPCコンパートメントになっており、それぞれが独立した構造のため使い勝手も抜群。この収納性の高さも魅力だ。
素材は丈夫なコーデュラバリスティックナイロン。人間工学に基づいたショルダーハーネスを採用しており、背負い心地もよい。仕事帰りのジム通いはもちろんのこと、旅行用バッグなので出張にも便利。出張先でランニングする際などにも活躍するだろう。
発売して間もないが、売れ行きは好調だという。「国内外に出張の多い30~40代のビジネスパーソンや、仕事帰りにスポーツなどを楽しむ方に重宝されている」(エアーの日本代理店を務めるMSPCのプレス辻川直也氏)
使い勝手のいい2Wayトート/ブリーフィング
人気バッグブランドのブリーフィングは、シューズ収納付きのトートバッグを発売している。ショルダーベルトが付属し、手持ちと肩かけにできる便利な2Wayタイプだ。
現在はゴルフのカテゴリーから展開されているが、もともとはジムバッグとして開発されたものだという。素材は軽くて丈夫なうえ、はっ水性を持つ1000デニールのコーデュラナイロン。外装に止水ファスナーを採用するなど、屋外でのスポーツシーンにも対応するタフな仕様と、ブリーフィングらしいデザインが見逃せない。
シューズ収納スペースは、バッグ底部に設けられており、側面からシューズを入れる作りが特徴。
メインコンパートメントは仕切りのない1室構造で、着替えと仕事道具を余裕をもって入れられる大容量。ゴルフカテゴリーの商品なのでPCポケットは付いていないが、そのぶんフロントポケットが大きく、小物の収納性や出し入れのしやすさに配慮した設計となっている。
「ゴルフの行き帰りのバッグとして支持されている」と話すのは、ブリーフィングを手がけるユニオンゲートグループのプレス碓田悠氏。また、仕事帰りにジムに通うため、ビジネスバッグとして使用するユーザーも多いという。この商品の売り上げが好調に推移していることから、「今後シューズ収納付きバッグのラインアップ拡充を予定している」そうだ。
シンプルな薄マチリュック/ザ・ノース・フェイス
ザ・ノース・フェイスのシューズ収納付きバッグは、ビジネスでも人気のリュックタイプ。ジムやトレーニングへ通う際の荷物や道具を運ぶことを目的に作られており、便利な機能が盛り込まれている。
シューズ専用のコンパートメントは、取り出しやすい上部フロントに搭載。このコンパートメントの内部は袋状になっており、シューズを入れない場合はメインコンパートメントを広く使うことができる。
メインコンパートメントは背面側から開く構造で、フルオープン設計のため着替えなどの荷物を入れやすい。PCポケットなどは付いていないが、書類などの収納には十分なスペースが確保されていて、外装にボトルポケットとファスナーポケットを搭載する。
また、パッド入りのストレッチマットを内部背面に付属。取り出して床面に敷けば、外での着替えや荷物置きに活躍する。
さまざまなスポーツ向けの機能を備えながら、デザインがシンプルなためビジネスで使っても違和感がない。500デニールのカーボネートコーティング素材を使用し、マットな質感のすっきりとした薄マチリュックに仕上がっている。
(ライター 津田昌宏、写真 野町修平=APT、スタイリング 宇田川雄一)
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