年末の帰省土産どうする 東京駅の限定スイーツ10選
今週末には帰省という人も多いだろう。誰もが頭を悩ますのが帰省する際のお土産だ。選ぶなら、おいしさはもちろんだが、話題性のあるものを提供したい。2019年は限定、コラボレーション、新感覚のキーワードを盛り込んだ小さめのパーソナルギフトと呼ばれるものが主流だという。
今回は東京駅編。大丸東京店、グランスタ、エキュート東京、エキュート京葉ストリートそれぞれの担当者に注目スイーツを聞いた(商品の価格はすべて税込み)。
大丸東京店の人気はチョコレート系
東京駅八重洲北口改札の前、開店前から多くの人が並ぶ、大丸東京店。スイーツは1階と地下1階にある。冬のお土産で人気があるのはチョコレート系。「開店と同時に列ができるショップもあります。チョコレート系のスイーツもいろいろあります」と、大丸東京店 和洋菓子担当サブマネジャー杉山陽子さんは話す。
●チーズスイーツ専門店の新感覚スイーツ、飲むチーズ
大阪で人気のチーズスイーツ専門店、ウメダチーズラボをプロデュースしたMON・CREVEの新スイーツブランド「青山フロマージュ」が、1月7日までの期間限定ショップとして登場し、新作スイーツが並ぶ。注目は新感覚の飲むチーズスイーツ「クレームフロマージュ」。振って飲むタイプのドリンクで、振る回数によって違う食感が味わえる。
●インスタ女子に人気、ソース溶け出すバラのチョコレート
バラのモチーフで知られるチョコレートショップ、メサージュ・ド・ローズから12月26日に新作「パニエ」が登場。紅茶、ラズベリー、ビターの3種類の小さなバラのチョコレートが詰まったギフトだ。それぞれ風味豊かなソースが溶け出してリッチな味わい。パッケージもエレガントでインスタ映えする。女性へのお土産にぴったりだ。
●ブルーハーブティーから生まれたラングドシャ
東京カンパネラのコンセプトカフェで人気のブルーハーブティーから着想を得て生まれたラングドシャ「ブルーメルティンサンド」。ひと口かじると、バタフライピーという青い花が咲くハーブをブレンドした、天然ブルーのハーブティーソースがあふれだす。「今夏登場して以来、人気のスイーツ。雪の結晶模様と深みのあるブルーの冬季限定パッケージで衣替えしました」(杉山さん)。
改札内だけでも90店舗以上のグランスタ
東京駅丸の内側の改札外から、改札内に入り八重洲口の地下までつながり、6つのエリア(グランスタ丸の内を含む)に分かれるグランスタ。改札内だけでも90店舗以上がそろう。「お土産のスイーツがそろうのは主に改札内のエリア、銀の鈴広場の周辺に集まっています」(鉄道会館広報担当鍛治佐和子さん)
●新作売れ筋3位、Suicaのペンギンと東京駅丸の内駅舎のコラボクッキー
10月1日から登場し、人気ランキング上位になったのが、グランスタ限定「東京Suicaのペンギンクリームサンドクッキー」。味はバニラとチョコクリームの2種類。クッキーは米粉をブレンドしていて、ザクザクとした食感が楽しめる。東京駅丸の内駅舎とSuicaのペンギンがデザインされたパッケージも人気の理由のひとつ。駅舎とペンギンが一緒に描かれているのはこれが初なので、東京土産としての注目度も高い。
●新作売れ筋2位、雑誌『Hanako』監修のクレームブリュレタルト
マガジンハウスの雑誌『Hanako』が監修し、銀座ぶどうの木と共同で開発したスイーツブランド「喫茶店に恋して。」。ブランド名は、Hanakoで人気だった特集記事のタイトルがそのまま使われた。ブランド第2弾のスイーツがクレームブリュレタルトだ。ホワイトチョコレートを合わせたプディング風のクリームが口の中でトロリととろけるのが魅力。「11月1日に発売したばかりですが、すでに2位になるほど人気です」(鍛治さん)
●新作売れ筋1位、グランスタ限定、チーズスイーツ専門店のセット
19年4月に東京駅にデビューし、100日間で74万個も販売した実績を持つ、マイキャプテンチーズTOKYO。年間売り上げ個数第1位の「マイキャプテンチーズセット」は、チーズバーガーに見立てたチーズチョコレートバーガーと、フライドポテトのようなチーズクッキースティック、チーズゴロゴロケーキの3種類がカップに入ったもの。ちょうどひとり分のおやつセットなので、複数購入して配るのはもちろん、新幹線のなかでつまむにもちょうどいい。
穴場スポットのエキュート
新幹線南乗り換え口の前に広がるエキュート東京と、京葉線・武蔵野線につながる通路に設けられたエキュート京葉ストリートは、オリジナルショップや限定ショップが連なる穴場スポット。「最近は、かさばらず、持ち運びやすい軽さにもこだわった商品が増えています」(JR東日本リテールネットの風間靖之さん)、「クリームを挟んだクッキー類が豊富です」(JR東日本リテールネットの大庭誼朗さん)。行列ができるショップも多く、ここだけの味わい、定番のお菓子のちょっと良いものが見つかるエリアだ。
●あの北海道銘菓の新ブランド東京駅限定商品
「白い恋人」で有名な北海道の銘菓、ISHIYA(イシヤ)による、北海道外直営店、イシヤ 東京ステーション。ここでは北海道外限定の商品をラインアップしている。東京駅限定商品は、東京駅の赤レンガと丸の内口のドーム建築様式をモチーフにしたパッケージに、「サク ラング・ド・シャ」6種類と、フィナンシェなどの焼き菓子2種類を詰め合わせた「サク&シトリ アソート 東京駅限定パッケージ」。「安定した味わいは誰にでも喜ばれるお土産としておすすめです」(JR東日本リテールネット エキュート東京 大塚友美子さん)
●赤レンガと同じサイズの限定あんぱん
東京駅の赤レンガと同じサイズに作られた東京あんぱん豆一豆の「東京レンガぱん」。レンガサイズの四角あんぱんの中身は、こしあんと特製クリームの2層構造。ずっしりとした重みがあり、満足感も高い。「食事としても十分な満足感を得られる大きさです。エキュートでは売上個数がナンバーワン」(風間さん)。夕方には売り切れてしまうこともあるので、ネットで予約をするのが得策。
●コラボで生まれたもっちり人形焼
「くりーむパン」で知られる広島県の老舗パン屋、八天堂と、浅草の雷おこしの老舗、常盤堂雷おこし本舗とのコラボレーションで生まれた「edocco生人形焼」は、一般的な人形焼とは違う食感にはまる人が続出中。しっとりもちもちとした食感が「生」のよう。京葉ストリート限定商品だ。
●チーズ好きの人必見、駅舎限定クッキー
東京ミルクチーズ工場の北海道牛乳とフランス産ゲランド塩を使用したカマンベールチーズクッキーと、スペイン産のローズマリーのはちみつと、ゴルゴンゾーラチーズを合わせたクッキーが、チーズ好きの人の間で注目されている。コーヒーや紅茶のほか、ワインにも合うので、男性へのお土産としても喜ばれそうだ。
(ライター 広瀬敬代)
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