タイドアップもノータイも程よく“今”に。
グレイッシュなブラウンスーツ
ビジネススーツの基本色はネイビーかグレー系。とはいえ、ここまでオフィスカジュアルやカジュアルフライデーが浸透した今、そのセオリーに縛られ過ぎるのは無粋。正統を理解しつつ、ときに今らしい柔らかさを表現できてこそ、現代の一流と言える。そこで注目したいのがブラウン系のスーツだ。
確かにブラウンはネイビーやグレーより洒落感があり、カジュアルなイメージも強い。だからこそ今の仕事環境に相応しい個性が表現でき、親しみやすさや、大人の男としての渋みや奥行きもアピールできるというわけだ。
そんな“ビズ・ブラウン”として、とくにおすすめなのがグレーがかった茶。それがダークな色調ならチャコールグレー、明るければライトグレー感覚で纏え、責任ある立場の人でも抵抗なく着用できるだろう。仕事の装いを新鮮にアップデートしたいならお試しを。
[ 具体策 1 ]ベーシックな着こなしをこげ茶でシックかつ柔らかに
■ALESSIO/アレッシオ
滑らかな素材感で濃ブラウンが奥深く映える
ややグレーがかったダークブラウンに加え、軽快な仕立てで今らしいソフトな印象に。生地は伊のドラゴ社製。一見ざっくりしているがスーパー130's素材でタッチはしなやか。大人の格もたっぷり漂う。 17万円(バーニーズ ニューヨーク) ※実際の商品は、フラップポケットに仕様変更。
[ 具体策 2 ]粋なライトブラウンスーツでニットポロも若々しく
■STILE LATINO/スティレ ラティーノ
柔らかくも渋さ漂うグレイッシュなライトブラウン
人気モデル「AULEO35」の生地を、毛50%+綿50%のキャバルリーツイルに。独特な素材感と2パッチのデザインで、ノータイ姿が様になる一着だ。ナポリらしい柔らかな肩やベルトレス仕様の2プリーツパンツも、明るいブラウンを一層粋に見せている。 28万円(ビームス 六本木ヒルズ)