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紙パック型スティック掃除機 メンテもコストも二重丸

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国内の掃除機市場において存在感を増しているのがコードレススティック掃除機(以下、スティック掃除機)だ。パナソニックの調査によると、14年に約116万台だった市場規模は17年には約217万台に拡大。世帯普及率は約68%で、「掃除機」といえばスティック掃除機を指す時代になりつつある。

大手メーカーのスティック掃除機は基本的にサイクロン式だが、17年6月にはパナソニックが紙パック式を採用したモデルを発売。「50~60代は紙パック式を好む人が多い。この層にもついにスティック掃除機が浸透してきたことから開発に踏み切った」(パナソニック)という。では、どちらが使いやすいのか。パナソニック「iT(イット)シリーズ」の紙パック式とサイクロン式で「同門対決」した。

吸引力に差はない

同シリーズは、グリップ部分をひねるとT字形のヘッドがI字形になる、隙間掃除に向いた掃除機で、16年に初代モデルを発売。17年6月に発売されたのは、サイクロン式の「MC-SBU510J」(以下、サイクロン式)と紙パック式の「MC-PBU510J」(以下、紙パック式)。紙パック式は、サイクロン式よりも本体部の幅が約2cm、重さが約100g増えただけで、ダストボックス部分以外のデザインはほとんど同じだ。

実際にフローリングとカーペットの床に小麦粉やコーヒー粉などをまいて吸引テストを行ってみた。やや湿り気のあるコーヒー粉を吸い込むテストではサイクロン式よりも紙パック式のほうが僅かに勝る印象だったが、全体的な吸引力という点では実力はほぼ同等。「集じん部の仕組みに違いはあるが、同じモーターを使うなど掃除機としての性能に変わりはない」(パナソニック)という。

メンテナンス性で紙パックが優勢

T字形からI字形に変形する特徴的なヘッドの構造やハウスダスト発見センサーといった機能も同じだが、大きな違いがあったのはダストボックスの使い勝手やメンテナンス性だ。

掃除テスト後にチェックしたところ、サイクロン式はフィルター回りや半透明のダストボックス全体に細かいチリが付着。きれいにするにはたまったゴミを捨てるだけでなく、ダストボックスのパーツを分解して水で丸洗いする必要があった。こうした「掃除機の掃除」が必要になるのはサイクロン式の宿命ともいえる。それに対してすべてのゴミをひとまとめにできる紙パック式は、メンテナンスの手間がかからず、ゴミを捨てる際に細かいチリが舞うこともほとんどなかった。

ダストボックスの容量も紙パック式が有利だ。0.2Lのサイクロン式に対して、紙パック式は0.5L。さらに大きなポイントが吸い込んだゴミを圧縮する機構で、サイクロン式の約4倍の量をためられる。平均的な家庭の約1カ月分のゴミに相当する量で、紙パック式の弱点だったランニングコストを大幅に改善。例えば実勢価格658円の紙パック(10枚入り)を使った場合、1カ月当たりのコストは約70円で済む。本体の実勢価格も紙パック式のほうが安く、差額(約3000円)は紙パック約3年分に相当する。

ペットを飼っている家庭など、ゴミのにおいが気になる人や、こまめにゴミを捨てたい人ならサイクロン式が向く。ただ、ダストボックスのメンテナンスにかかる手間や時間をなくすことができ、さらにランニングコストの弱点も軽減した紙パック式は、これまでのスティック掃除機の使い勝手を変える新たな選択肢になる。

結論:手間とコストで紙パック式にメリット

両者とも機能や吸引力に大きな差がなかったため、選ぶ決め手となるのは使い勝手だ。用途にもよるが、かかる手間や時間などのメンテナンス性で選べばやはり紙パック式が優位。本体が安めで、ランニングコストが月100円以下と低いのも魅力だ。

(文 コヤマタカヒロ、写真 古立康三、高山透)

[日経トレンディ2017年10月号の記事を再構成]

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