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アクセンチュアの武井章敏人事部長

アクセンチュアの武井章敏人事部長

「成長できるし給料もよさそう。しかし、激務に違いない」。外資系コンサルティング会社に憧れる大学生は多いが、ハードワークのイメージゆえに敬遠する人もまた多い。大手コンサルティング会社のアクセンチュア(東京・港)は近年、新卒を積極的に採用する一方、2015年から「働き方改革」に取り組んでいる。この「積極採用」と「働き方改革」はつながっているようだ。ねらいを執行役員の武井章敏人事部長に聞いた。

採用、「デジタル領域」を強化

――採用予定数や募集職種は。

「非公開ですが、数百人規模です。この数年、増やしています。職種は4つです。企業経営の中核に関わる戦略コンサルタントやビジネスコンサルタントと、近年、顧客のニーズにあわせて増やしているデジタルマーケティングや分析にたけたデジタルコンサルタントです。あとは、エンジニア(技術職)ですね」

――最近、採用の場面で変わってきたことはありますか。

「デジタル領域のニーズが高まっているので、その分野を学んでいたり、デジタルへの関心が高かったりする学生を積極的に採用しています。一口にコンサルタントといっても、専門分野が多様化しています。同じIT(情報技術)でも、セキュリティーやクラウドなどで専門性が異なります。また、同じセキュリティーでも金融と消費財の業界では異なる知見が必要になるので、とにかく多様な人材が必要です」

「首都圏の学生だけでは採用が間に合いません。2017年度から全国の国公立・私立大に足を運んで、説明会をするようになりました。男女の比率も1対1が目標です」

「あまり多く採用していなかった時代は、いわゆるトップ校の成績優秀な学生を中心に採用していました。しかし、当社の働き方、姿勢、ものの見方と合っていなければ、どれだけ優秀でも力が出せなかったり、成長の実感を得られなかったりするという問題があります」

――具体的には、どんな人材を求めているのですか。

「2年前、それまでアクセンチュアでどういった人材が活躍してきたか、どういった人材を求め続けてきたのかをヒアリングし、抽出したエッセンスを10項目にまとめました。『背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない』『チームワークの可能性を信じる』などです。これをすべての面接官に配り、採用時のポイントとして伝えています」

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