潜入!砂漠の廃墟に眠る「ソ連のスペースシャトル」
カザフスタン共和国の砂漠にあるバイコヌール宇宙基地。その一画にたたずむ荒れ果てた格納庫に、ほこりと鳥のふんとさびにまみれて、ソ連時代に建造された2機の有翼宇宙船が静かに眠っている。このほど、アレキサンダー・カウナス氏が、この見捨てられたシャトルへの旅の様子を撮影した。
2機の宇宙船は、米国のスペースシャトルに対抗する有翼宇宙船として、1970年代から1980年代にかけて設計・建造された。しかしソ連崩壊後の1993年、ロシアのボリス・エリツィン元大統領が計画の中止を決定。建造された宇宙船の一部は格納庫の中に放置された。そして今は、冷戦時代の廃墟や宇宙開発競争の遺物の愛好家を引き寄せている。
(日経ナショナル ジオグラフィック社)
[ナショナル ジオグラフィック 2017年5月16日付記事を再構成]
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