専用スペースでPC固定 雨と衝撃に強いリュック4選
最近はビジネススタイルにも似合うデザインのリュックが人気だ。しかもモバイルパソコンやタブレットを持ち歩く人が多いせいか、専用のパソコン収納スペースを用意したリュックが増えている。クッション素材などを使っていて衝撃に強く、背負ったまま走ったりしても中でガサガサ動かない。パソコンと一緒に周辺機器もスッキリ収納できるオーガナイザーや小物入れもある。
耐水性能にも注目。背中に背負うリュックは雨の日、ショルダータイプのビジネスバッグ以上にぬれていることに気づきにくい。大切なデジタル機器を守るには、防水加工やはっ水加工など水が浸入しにくい設計が望ましい。デザイン面でも満足できる4製品を選んだ。
アップル公認、巻き貝型の個性派
コートエシエルはフランス発、アップル公認のパソコン周辺アクセサリーブランド。中でもISAR(イザール)は人間工学に基づいた設計のリュックで、ブランドの顔ともいえる人気商品だ。ノートパソコンやスマートフォンなどデジタル機器の収納を前提に設計されている。
定番の「ISAR ECO YARN」は「エコヤーン」というリサイクル素材を使っており、丈夫で水にも強い。背面にガバッと開くパソコン収納スペースは、しっかりとしたクッション性がある。サイズは3種類で、Mサイズは13~15型、Lサイズは15~17型のノートパソコン向けだ。
スタンドにもなるタブレットケース付き
サングラスで知られるスポーツブランド、オークリーが今春から新しいバッグコレクションをスタート。デジタル機器の保護や収納に特化した「デジタル」シリーズとして「デジタル バックパック」が登場した。
パソコンやタブレット、小物類は、それぞれ収納場所が用意されている。背面にはファスナーで出し入れできるパソコン収納スペース。前面には、スタンドにもなる付属のタブレットケースが入るポケットがある。頻繁に出し入れするメモ帳などの小物類は、上部にあるポケットが取り出しやすい。またショルダー部分にはメッシュポケットがあり、ここにスマホを入れてもいい。メイン収納は容量たっぷりで、書類や衣類など自由に収納できる。またショルダー部分には、独自のクッション構造「RED CODE」を採用し、体にかかる負荷や揺れを軽減する。
イヤホン用の穴に遊び心
ニクソンは1998年に誕生した米国発のライフスタイルブランド。現在は世界90カ国で展開している。腕時計が有名だが、機能性とデザインを両立したリュックサックも多くの人に愛されている。
特に人気の高い「SMITH II SKATEPACK」は、背面にパソコン収納スペースがあり、15型までのパソコンやタブレットに対応可能。サイドジップでサッと取り出せる。最上部には「スモールメディアアクセス」と呼ばれる、ケーブルを通せる穴が開いている。バッグの内部には小物類をまとめられるポケットがあるので、スマホや携帯音楽プレーヤーを入れ、イヤホンを穴から出すと使いやすい。
前面と底面には傷や破れに強いリップストップ素材を使用。リップストップ素材とは、万一、生地が裂けても裂け目が広がらないよう強化された素材のこと。登山用品やミリタリー用品にも使われている。これにより耐久性と柔らかさを両立した。
レインウェアメーカー製で雨に強い
レインズは北欧・デンマークのレインウェアブランド。2012年に雨の日をポジティブに楽しむことをコンセプトにスタートした。「Backpack Mini」は、レインコートの技術を生かして作ったリュックサックだ。軽くてなめらかな生地はポリウレタン樹脂コーティング素材。はっ水性があり、雨の日も安心して使える。スクエアなデザインと独特の素材感はファッションアイテムとしても存在感がある。
内部には13型までのパソコンが入るポケットと、止水ファスナー付きのポケットがある。また外側の背中側にも止水ファスナー付きのポケットがあり、スマホなどを出し入れするのに便利だ。止水ファスナーで雨水の染み込みを防ぎ、マグネットとフックでしっかり止まるフラップ式のフタで上から降り注ぐ雨の侵入を防ぐ。雨の日も気兼ねなく、デジタル機器を持ち歩ける。
(ライター 越智理奈)
[日経トレンディネット 2017年5月9日付の記事を再構成]
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