疲れ目、目元の「老け」を解消 習慣にしたいアイケア
パソコンやスマートフォン(スマホ)の使いすぎによる目の疲れ。肩こりや頭痛を引き起こす上、クマができたり、目元への血流不足からハリが失われたりして、老けて見える原因にもなってしまいます。
ウェブ調査会社のクリエイティブサーベイが20~39歳の男女600人を対象に実施した「若年層の目に関する意識調査」(2015年)では、多くの人が視力の低下や目の疲れを感じつつも、普段から意識的に目のケアをしている人は1割にとどまりました。
日ごろ酷使している目は、先手を打ってケアしておきたいもの。手軽に疲れ目をリフレッシュできるアイテムを紹介します。
累計90万台のヒット「目もとエステ」(パナソニック)
2012年9月の発売以来、累計90万台以上を売り上げているパナソニックの「目もとエステ」シリーズ。最新モデルの「EH-SW65」は目元に届くスチームの量が従来製品の約2倍になり、程よい振動とともに集中的に保湿をしてくれます。
製品には給水プレートとファンが搭載され、スチームをファンで循環させて噴き出すことで、目もとに集中的にうるおいを送ります。心地よい温度が持続し、目元に爽快感を与えてくれます。
「20~40代の長時間目を酷使する人や、目元の乾燥に悩む人がターゲット。スチーム量と振動のリズムによる使用後のすっきり感が人気です」(パナソニック ビューティ・ヘルスケア商品課の石原久美さん)
同シリーズの「EH-SW55」(2万1384円・税込み)は、ラベンダーなど5種類のアロマタブレットを挿入して、香りでリラックスできます。アイホールにしっかりとスチームが集中するので、すばやく目元を温められ、「うるおいスチーム」と温感ヒーターで、ハリとうるおいのある明るい目元になれるのがポイントです。
目のツボを刺激、メークしたままでOK 「エクリア アイフレッシュ」(エレコム)
「エクリア アイフレッシュ」は目元を覆わずに使えるのが特徴のアイケア製品。後頭部の髪の生え際にある「天柱(てんちゅう)」、うなじの外側にある「風池(ふうち)」、こめかみに位置する「太陽(たいよう)」という、頭や目の疲れに効くツボを効果的に刺激します。「アイメークしたままでも使えますし、使用中も視界が確保できるので安心です」(エレコム広報・新谷直子さん)
目を覆わないので、デスクワークをしたりテレビを見たりしながらアイケアができます。ここちよいツボの刺激で、そのまま寝てしまう人も。メークが崩れる心配がないので、オフィスなど外出先での利用にも便利です。
音楽も聴ける多機能アイマスク 「エアーマスク KRX-4000/W」(KOIZUMI)
「エアーマスクKRX-4000/W」は、エアー機能(空気を使って心地よい圧が感じられる機能)、温め、振動の3つの機能を組み合わせたり、単独で使ったり、その日の状態にあったケアができるアイマスク。好きな音楽を聴きながらリラックスできるのも特徴です。
「30代前後の女性が主なターゲットですが、パソコンやスマホの使用で目が疲れている方に、男女問わず幅広くおすすめしています」(小泉成器 広報・販促企画課の平野史憲さん)。エアー機能は4パターン、振動機能は8パターンあり、細かい温度調節も可能。自分好みにカスタマイズできる上、音楽を聴くこともできるため、しっかりとリラックスできました。
目元だけでなく顔全体の透明感も期待 「アセチノアイズエステ」(ヤーマン)
目もとの筋肉である「眼輪筋」とこめかみにある「側頭筋」を、エアバッグの空気圧でケアしてくれる「アセチノアイズエステ」。人の手に包み込まれているような感覚が特徴です。
空気圧でケアするエアー機能、リズミカルなタッチで刺激するリズム機能、2段階の温度調節ができるヒート機能があり、「一番心地良いと感じるパターンにカスタマイズできます」(ヤーマンPRの川崎さん)。
「製品が顔をカバーする範囲が広いので、目元だけでなく顔全体の透明感が高まる効果があり、顔色がすっきりする、といった声も多い」(川崎さん)。目とこめかみへの優しい刺激は、視界をクリアにするだけでなく、顔のたるみが気になる人にも効果的です。
以上、手軽に疲れ目を解消できるアイケアグッズを紹介しました。クリエイティブサーベイの調査によれば「普段目元のケアをしていないが、今後意識的に取り組んでいきたい」と答えた人は7割。最近目元の疲れが気になるという人は、手に取ってみてはいかがでしょうか。
(ライター 仲田佳恵、小沼理=かみゆ)
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