グルメクラブ powered by 大人のレストランガイド

World Food Watch

小学校でアフリカの大自然を味わう 給食でレソト料理

2017/5/11

 レソト王国というアフリカの小国をご存じだろうか。四方を南アフリカ共和国に囲まれた珍しい国で、面積は九州より少し小さいぐらい。バソト族の立憲君主国だ。国土の大部分が標高1500メートル以上にあり、「アフリカのスイス」や「天空の王国」と呼ばれる。

 そんなレソト王国の料理を食べられる貴重な機会が舞い込んできた。

「アフリカのスイス」とも呼ばれるレソト王国 険しい山に囲まれた山岳国だ=PIXTA

 東京の調布市立八雲台小学校で、給食にレソト王国の料理を出すというのだ。同校では、2012年度から世界の料理を給食で提供し、その国について学ぶというプロジェクトを始めた。現在学期に1度、毎回国を変えて料理を出している。

 ヨーロッパ、アジア、南北アメリカなど、これまで約30カ国もの料理が給食に出たという。

 オーストラリアの日本人学校に勤務した経験がある寺本喜和校長は「オーストラリアでよく食べていたチョコレートケーキも出たことがあるんですよ」と微笑む。ラミントンというココナッツをまぶしたケーキで、とてもおいしいらしい。

オーストラリア料理の給食 右下に見えるケーキがラミントン

 今回、レソト王国の料理を取り上げることになったのは、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた東京都教育委員会のプロジェクトがきっかけ。プロジェクトは大会参加予定国・地域を各校に割り当て、国際交流を図るという内容なのだ。

 たかが給食とあなどることなかれ。同校ではレシピだけでは本場の味は分からないと、料理についての教えを乞うため、大使館員に事前に試食を依頼。できるだけ現地の味に近づけるようにしていた。

グルメクラブ新着記事